自ら求め、かかわる活動を 道学体連が旭川で研究大会開く(関係団体 2017-10-26付)
小野寺委員長があいさつに立ち、これまでの研究を今後の研究に反映させていくことを呼びかけた
【旭川発】道学校体育研究連盟(小野寺正委員長)は二十日、旭川市クリスタルホールなどで第五十四回道学校体育研究大会旭川大会を開いた。全道から約三百五十人が参加。大会主題「自ら求め、積極的にかかわる体育活動~わかる・できる・のびる体育学習を目指して」のもと、旭川市内の小・中学校四校で四授業を公開したほか、全体会や分科会、記念講演を通して、研究の成果を全道に向けて発信した。
大会は、道学校体育研究連盟旭川支部主管。
開会式に先立ち、旭川市立陵雲小学校、旭川市立啓北中学校、旭川市立春光小学校、旭川市立神居中学校で公開授業を行った。
旭川市大雪クリスタルホールで行われた開会式では、小野寺委員長があいさつ。全道統一研究主題「自信がつく体育学習の充実」のもと、その具現化のため、課題を解決し、自信がつく学習過程・教材の工夫・指導と評価に焦点を当て、全道各支部で取り組むとともに、函館、十勝、札幌において全道研究大会を開催して成果を積み重ねてきたことを紹介。大会が「旭川支部が積み上げてきた実践の成果が授業を通して全道の仲間へと発信され、多くの示唆を与えてくれる」と、期待を寄せた。
また、ことし三月の新学習指導要領の公示や七月に指導要領解説体育編と保健体育編が示されたことにふれ「本連盟も新学習指導要領の理解に向け学習を深めるとともに、各支部との連携を強化し、今後の研究に反映させていきたい」との考えを示した。
続いて、あいさつに立った柿﨑秀樹大会実行委員長は、全道統一研究主題を踏まえ、大会主題を設定したことにふれながら「旭川支部が蓄積したこれまでの研究の成果を全道に発信して、ともに学び研究を深めていただける大会にしたい」と呼びかけた。
来賓祝辞では、上川教育局の中島康則局長と旭川市教委の赤岡昌弘教育長が登壇。中島局長は「大会で示された先進的な取組を全道各地にもち帰り、各学校における日常の実践に活用して、体育科・保健体育科教育の一層の充実を図ってほしい」と求めた。
続く全体会では、道学体連の前田潤研究部長が基調報告、大会実行委員会の畠山順研究部長(小学校)が支部の取組について説明。終了後、小学校と中学校に分かれ、分科会を行った。
また、記念講演では、天売島写真家・寺沢孝毅氏が「極地から熱帯まで地球の謎に迫る!」と題して講演した。
(関係団体 2017-10-26付)
その他の記事( 関係団体)
道特別活動研究会が研究大会 よりよい活動の在り方探究 公開授業や研究協議、講演など
【網走発】道特別活動研究会(高橋正行会長)は十月中旬、網走市立西小学校と網走市立第一中学校で第四十五回道特別活動研究会オホーツク大会を開いた。大会主題は「自他のよさを認め合い、生かし合いな...(2017-10-27) 全て読む
桧山管内教委連が委員研修会 道教委・鶴羽委員講話など 知識と経験の共有図る
【江差発】桧山管内教育委員会連絡協議会(田中稔会長)は九月下旬の二日間、厚沢部町山村開発センターなどで管内教育委員会委員研修会を開いた。教育長や教育委員など約三十人が参加。「現場を知る」と...(2017-10-27) 全て読む
北海道通信『日刊教育版』座談会〈下〉 教育界のリーダーが語り合う新しい教育へのアプローチ
◆出席者 ▼北海道小学校長会会長 角野誠氏(札幌市立幌南小学校長) ▼北海道中学校長会会長 古谷雅幸氏(札幌市立中の島中学校長) ▼北海道高等学校長協会会長 川口淳氏(北海道札幌南高校...(2017-10-27) 全て読む
札幌市養護教員会が全市研修会 藤田医師 子に十分な睡眠を 寝不足の健康問題学ぶ
札幌市養護教員会(花田えりか会長)は二十四日、ホテルライフォート札幌で全市研修会を開いた。ウェルネス望洋台医院・小樽睡眠クリニックの藤田雅彦院長が、睡眠不足が引き起こす子どもの健康問題など...(2017-10-26) 全て読む
北海道通信『日刊教育版』座談会〈中〉 教育界のリーダーが語り合う新しい教育へのアプローチ
◆出席者 ▼北海道小学校長会会長 角野誠氏(札幌市立幌南小学校長) ▼北海道中学校長会会長 古谷雅幸氏(札幌市立中の島中学校長) ▼北海道高等学校長協会会長 川口淳氏(北海道札幌南高校...(2017-10-26) 全て読む
北海道通信『日刊教育版』座談会〈上〉 教育界のリーダーが語り合う新しい教育へのアプローチ
北海道通信『日刊教育版』は、道小学校長会、道中学校長会、道高校長協会、道特別支援学校長会の四種校長会長を招き、道通ビルで二十九年度教育座談会を開いた。テーマは「新しい教育へのアプローチ」。...(2017-10-25) 全て読む
全国水産高校実習船運営協会 100人参加し函館で研究協議会 実習船教育充実・振興へ
【函館発】全国水産高校実習船運営協会(澤尻京二理事長)は十二日から二日間、フォーポイントバイシェラトン函館で、第六十四回研究協議会を開いた。都道府県教委関係者や水産・海洋高校の校長など約百...(2017-10-25) 全て読む
道「高校魅力化」フォーラム 今後の学校の在り方協議 地域活性化成功事例など紹介
北海道「高校魅力化」フォーラムが二十三日、札幌市内のかでる2・7で開かれた。道総合研究調査会(HIT)が、今回初めて開いたもので、産業、行政、教育の関係者や学生約八十人が参加。㈱Prima...(2017-10-25) 全て読む
3校に特別賞を贈呈 日本教育公務員弘済会道支部教育研究論文助成事業
公益財団法人日本教育公務員弘済会道支部(鈴木富士雄支部長)は、教育研究論文助成事業の審査結果を公表した。学校研究部門六十編のうち特選十編、個人・グループ研究部門二十二編のうち特選五編などを...(2017-10-23) 全て読む
石教研専門部会第2次研究協議会 専門性向上へ交流深める 19部会で公開授業や実践発表
石狩管内教育研究会(=石教研、甲斐丈治会長)は十三日、管内の小・中学校三十四校を会場に、専門部会第二次研究協議会を開いた。管内教育の向上に向け、国語、社会、算数・数学、理科など十九部会での...(2017-10-20) 全て読む