当別高家政科生徒開発給食メニュー 西当別中で試食会 地域の食材ふんだんに 異校種交流で郷土のよさ確認 町教委と連携図り本庄教育長も試食(学校 2017-11-01付)
生徒が開発した「スィステルシチュー」
当別高校(田村俊行校長)は十月二十四日、当別町立西当別中学校で家政科生徒が開発した給食の試食会を開いた。両校の生徒、当別町教委の本庄幸賢教育長、石狩教育局の柴田亨教育支援課長などが参加。地域の食材を使ったメニューを通して、異校種の交流を図り、郷土のよさを確かめた。
この取組は、当別町教委と当別高校が連携し、高校生が考えた学校給食を小・中学生に食べてもらうため、三月から準備していたもの。小・中学校の児童生徒にとっては地域の高校生の存在感をあらためて感じる機会となり、高校生にとっては自分たちの学びの意義を確かめる場とすることを目指している。当別町として初めての試み。
高校生が考えたメニューは、当別産らいおんしいたけを使った和風スープ、当別産かぼちゃを使った蒸しかぼちゃのあんかけ、姉妹都市スウェーデンの名物・ミートボールと当別産いももちを合わせたクリームシチューの三種類。十月中、三回に分け町内全小・中学校で提供した。
この日、西当別中学校を訪れた家政科の生徒たちは、本庄教育長、柴田教育支援課長などに、自分たちが考えたメニューを説明。地域の食材をふんだんに使ったことや、一度に大量の食材を調理することが難しく、試行錯誤を繰り返したことなどを説明した。生徒は「小・中学生に料理を味わってもらい、食材を通じて当別町の素晴らしさを感じてほしい」と話した。
続いて、中学生や教育長などと一緒に自分たちが考えた給食を試食。この日、提供されたのはミートボールと当別町のいももちなどを使い、仕上げた「スィステルシチュー」。スィステルはスウェーデン語で“姉妹”を意味する。中学生たちはおいしそうにほおばっていた。
本庄教育長は「地元の高校生と中学生がふれ合うことで、互いに存在感を感じられる機会になった。当別高の今後の発展に期待する」と話していた。
(学校 2017-11-01付)
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