当別ＣＳ委　当別町当別小・当別中のＣＳ　初会合　グランドデザインを協議　ＣＳカレンダー作成も

（市町村 2017-11-07付）

　当別町立当別小学校と当別町立当別中学校のコミュニティ・スクール（ＣＳ）が本格的に動き出した。十月中旬に当別中で行われた第一回当別ＣＳ委員会（当別小および当別中区域に設置する学校運営協議会）では、〝当別ＣＳ〟のグランドデザインについて協議し、本年度の活動としてＣＳカレンダーを作成することとした。

　当別町では、二十七年度に「当別町小中一貫教育に関する取組基本方針」を定めて、小中一貫教育を推進している。当別ＣＳ委員会の前身となる運営協議会では、ことし六月、ＣＳ準備委員会を立ち上げて協議を進めていた。合計三回の準備委員会を経て、今回、当別ＣＳ委員会を設立する運びとなった。

　当別ＣＳ委員会では、地域住民や町教委職員、町主任児童委員、両校の校長、両校のＰＴＡ会長など十四人を委員に任命。ＮＰＯ法人ふれ・スポ・とうべつの野口和幸理事長が委員長、地域住民の小田島正高氏が副委員長に就任した。

　協議では、規約、当別ＣＳグランドデザイン、組織体制、二十九年度の活動予定について協議した。

　このうち、当別ＣＳグランドデザインは、学校教育基本方針を「子どもの発達や学びの連続性を踏まえた一貫教育の推進」と定め、育てたい児童生徒像を「社会を背負う、世界にも通用する“知・徳・体”を備えた人」と設定した。目指す学校のイメージとして、①明るく活気があり、心の居場所のある学校②どの児童生徒も安心して楽しく生き生きと学び、夢や感動のある学校③児童生徒・保護者・地域の期待と信頼に応える学校―の三点を提示した。

　また、組織体制に関して、学校支援活動部会、地域連携部会、学校評価部会を設置し、課題の解決を目指すこととなった。

　今後の日程は、三十年二月までに全四回のＣＳ会議を実施し、三月中に小・中学校行事と地域行事を掲載したＣＳカレンダーを完成させる予定。

(市町村 2017-11-07付)