旭川市永山小が開校１２０周年記念式典　感謝忘れず学び続けよう　記念歌制作など記念事業報告

（学校 2017-11-09付）

鎌上校長が１２０周年を迎えられたことに謝辞を述べた

　【旭川発】旭川市立永山小学校（鎌上彰校長）の開校百二十周年記念式典が十月二十八日、同校で挙行された。全校児童や同窓生など七百六十五人が出席し、記念すべき節目の年を祝った。

　同校は、明治三十一年に永山尋常高等小学校として創立。以来、永山国民学校、永山村立永山小学校、永山町立永山小学校を経て、昭和三十六年に永山町が旭川市と合併したことから、現在の旭川市立永山小学校となった。これまで一万六千二百人を超える卒業生を輩出してきた。

　式典では、鎌上校長が登壇。百二十周年を迎えて記念式典を挙行できたことに謝辞を述べたあと、「守り育て支えてくださる地域の方々の熱い思い、感謝の気持ちを忘れることなく学び続けてほしい」と呼びかけた。

　また「歴史とは一日一日の積み重ね。伝統とはその一日一日を皆さんが互いに力を合わせて、勉強や学校生活、学校行事やその他の活動において、精一杯やり遂げてきたことから生まれるもの」と強調。「百二十年の伝統を継承する中で、合言葉〝風の子のように　きらきら　いきいき〟した子どもたちとともに、教育目標“心豊かな子を目指して”の具現化に向けて、さらに鋭意努力していく」と抱負を述べた。

　続いて、実行委員会の朝生泰昌会長と同窓会の太田覚会長がそれぞれあいさつ。長い歴史と受け継がれてきた伝統に敬意と感謝の意を示すとともに、同校のより一層の発展を願った。

　来賓では、西川将人市長と赤岡昌弘教育長がそれぞれ祝辞を述べた。

　このあと、祝文・祝電を披露したほか、記念事業報告を行った。記念事業については、記念看板の設置や公開研究会などを行ってきた。また、同校の卒業生でシンガー・ソングライターの児玉梨奈氏と、作曲家の増田明宏氏が百二十周年記念歌「風の子」を制作。今後は、記念歌のＣＤ製作などにも取り組む予定となっている。

(学校 2017-11-09付)