小樽市教委がＣＳ導入説明会　モデル校の稲穂小で取組紹介　地域住民の理解求める

（学校 2017-11-10付）

導入を前に、地域住民に対して制度の趣旨・取組を説明した

　【小樽発】小樽市教委は十月二十七日、小樽市立稲穂小学校へのコミュニティ・スクール（ＣＳ）導入を前に、地域住民や保護者を対象とした説明会を同校で開いた。市内の教育関係者を含め四十二人が参加。制度の内容を説明し、協働して子どもたちを育てる関係づくりに向け地域住民の理解を求めた。

　小樽市では来年二月をめどに、同校をモデル校としてＣＳを導入する予定で、将来的にはすべての学校で導入していく予定だ。

　はじめに、小樽市教委学校教育支援室の成田和陽主幹が「小樽市のコミュニティ・スクール」と題し、同校で来年度導入するに至った経緯などを説明した。

　そのあと、道教委義務教育課子ども地域支援グループの田中智則指導主事が「地域とともにある学校づくり～コミュニティ・スクール制度」と題して、制度の趣旨、内容などを説明。協議会の学校とのかかわりや役割を解説した。

　このあと、同校のＣＳコーディネーターを務める秋口雄太教諭が、導入に向けた学校としての取組を紹介した。

　最後に行った質疑応答で、参加者は「制度導入後、現行の学校支援ボランティアの活動と協議会の活動は並行してやっていくのか」などと積極的に質問していた。

(学校 2017-11-10付)