北海学園大人文学部と北海商科大商学部　３０年度から単位互換　言語・文化や観光産業幅広く学ぶ

（学校 2017-11-14付）

協定に調印した安酸学長（手前左）と森本学長（手前右）

　北海学園大学（安酸敏眞学長）人文学部と北海商科大学（森本正夫学長）商学部は九日、単位互換に関する協定に調印した。三十年度から実施する。

　単位互換協定を通して、両学部の学生が相互に相手学部の授業科目を履修し、言語・文化・歴史や観光産業について幅広く学ぶ。

　両大学はどちらも学校法人北海学園が運営しているが、単位の互換について協定を結ぶのは今回が初めて。

　北海学園大では、旅行・観光業界を志望する学生が一定数いることから、北海商科大商学部の観光関連科目を受講できるようにすることで、学生の就職支援を強化することがねらい。

　北海商科大としても、幅広い知識を学習できるようになることから、学生のため相互に協力していくこととした。

　調印式には、北海学園大の安酸学長、上野誠治人文学部学部長ら五人と北海商科大の森本学長（学校法人北海学園理事長）、伊藤昭男商学部学部長ら四人が出席。協定書に署名、調印した。

　森本学長は「本学が人文学部と連携するのは初めての試みで非常によい協定。一番喜ぶのは学生たちなので協力をお願いする」と語った。

　安酸学長は「旅行・観光業界に進む学生がいる中で、人文学部は文化や言語を深く学んでも実務的なことは学べない。商科大と連携することで、お互いにとってよい効果が出るのではないか」と期待した。

　なお、受け入れ人数は各年度十人以内。授業料等は追加されない。修得単位数は各履修者において通算十二単位以内。ただし、卒業単位には含まれず自由単位として評価される。単位互換の開始は三十年度から。

(学校 2017-11-14付)