将来に向け意見を交換 帯広工業高生・帯広農業高生が帯広建設業協会と懇談会(学校 2017-11-20付)
高校生28人が参加し、建設業に関する意見を交わした
【帯広発】帯広工業高校(金谷秀幸校長)と帯広農業高校(二木浩志校長)は十四日、帯広建設会館で帯広建設業協会主催の「高校生と語る建設業の未来と魅力」と題した懇談会に参加した。両校合わせて二十八人が参加。建設業に対する率直な質問や意見を投げかけ、建設業の果たす役割や魅力などについて理解を深めた。
懇談会は、若年者の入職促進に向けて毎年実施しているもの。当日は帯広工業高の環境土木科から十人、建築科から八人、帯広農業高の農業土木工学科から十人が参加。協会からは萩原一利会長をはじめ役員ら十一人が出席した。
開会に当たり、萩原会長があいさつ。技術者・技能者が不足している現状などを示しながら「建設業に対してどのようなイメージをもっているのか、生の声を聞かせていただきたい」と呼びかけた。
このあと、DVD「土木の仕事」を放映。実際の施工事例を交えながら、建設業が果たす役割や魅力などを伝えた。
意見交換では、生徒が協会に対して質問。「残業が多いイメージがある」「災害もあって忙しいと思うが休みはあるのか」などの質問に対し「現場によって異なるが、他産業と比べて残業が特別多いということはない。残業した場合はどこかで休みがもらえる」と答えた。
インターンシップや現場見学会に参加した生徒は「3Kのイメージがあったが、仕事に対する誇りをもって働いていることが分かった」「優しく教えていただき、建設業に対してよいイメージをもてた」などと意見を発表。一方で「専門用語が多くて難しかった」「トイレが利用しづらかった」との声もあった。
女子生徒の一人は「女性の技術職員はどのような仕事をしているのか」と質問。協会は「現場の第一線で活躍している職員がたくさんいる。結婚・出産後も退職することなく、現場で頑張っている」と伝えた。
このほか、協会は「資格を取ることも大切だが、それは入社してからでも先輩社員がサポートするので何とかなる。それよりも学生の間に基礎的な学力を身に付けてほしい」と要望した。
引率した帯広工業高の吉澤敦教諭は「建設業に就職する生徒が増えており、こうした会での勉強が役に立っている」と話していた。
(学校 2017-11-20付)
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