小平町の全国学力・学習状況調査結果　小・中全教科で全国以上　家庭学習の取組が効果発揮

（市町村 2017-11-14付）

小平町内小・中学校平均正答率（クリックすると拡大表示されます）

　【留萌発】小平町は、二十九年度全国学力・学習状況調査結果をまとめた。対象は町内の小学校二校十六人、中学校一校十七人。小学校、中学校ともに全教科で全国平均を上回り、小学校では算数Ａで一三・四ポイント、中学校では国語Ｂで一一・一ポイント上回る結果となった。

　小学校の調査結果をみると、国語はＡ・Ｂともに全国平均を上回ったが、「書くこと」については四・三ポイント下回るなど、手紙の書き方や俳句の情景を考える問題が低い数値に。算数Ａ・Ｂでは「二次元表の合計欄に入る数字を書く」などで低い正答率の問題があったものの、全領域で全国平均を大きく上回った。

　中学校では、国語Ａ・Ｂ、数学Ａ・Ｂのいずれも全国平均を上回ったが、国語は文章の読み取りや言語の表現技法など、数学では分数の乗法や事象の考察など一部の問題で低い正答率となった。

　質問紙調査では、小学校で、友達の前で自分の考えや意見を発表することが得意と回答している児童の割合が二十八年度から大きく増加し、全国平均よりも三五・三％高い数値となった。

　中学校では、家で予習している、復習している生徒の割合が二十八年度調査結果、全国平均ともに上回ったが、予習していると回答した生徒の割合は四七・四％にとどまった。

　今回の調査結果について小平町教委は「二十八年度から改善傾向にある家庭学習の取組による効果が表れており、今後も学校、家庭、地域、行政が一体となった取組が必要」としている。

(市町村 2017-11-14付)