支部活動の充実呼びかけ　日本教育会道支部が理事研

（関係団体 2017-11-14付）

構成団体から理事２３人が参加し、情報を共有した

　日本教育会道支部は九日、ホテルライフォート札幌で二十九年度第二回理事研修会を開いた。諏江康夫支部長があいさつに立ち、学習指導要領の改訂をはじめ、教育課題が山積する状況を踏まえ「教員は、あらゆるところに目を配って仕事をしなければならない時代になった」と述べたほか、支部活動の充実に向け協力を呼びかけた。

　理事研修会には、構成団体から理事二十三人が参加した。

　冒頭、諏江支部長があいさつ。小・中学校の新学習指導要領にふれ「〝主体的・対話的で深い学び〟を行うことや、教科横断的な学習を充実させることなど、学校に対するリクエストが増えてきている」などと分析した。

　学習指導要領だけではなく、コミュニティ・スクールや学校の業務改善、教員の働き方改革、資質向上、子どもの貧困、特別支援教育の充実など、様々な教育課題があることから「教員は、目の前の子どもたちだけではなく、あらゆるところに目を配って仕事をしなければならない時代になった」と述べた。

　また、「日本教育会本部では、活動の幅を広げたり、団体との連携を深めたりするなど、活動を充実させようと動いている。私たちの支部も、本部の動きを踏まえて、会員に少しでも還元できるような活動にしていきたいと思っているので、今後とも、協力をお願いする」と呼びかけた。

　議事に入り、事務局が研修助成事業の実施状況などを報告。支部会報『北の教育』の編集について協議した。

　理事研修会後の理事懇談会では、道立教育研究所の前川洋所長が「本道教育の充実に向けて～カナダからみた北海道の教育課題」と題して講演した。

(関係団体 2017-11-14付)