札幌市公立小中事務職員協議会　地域連携の重要性理解　全体研修会９０人が講話聴講

（関係団体 2017-11-15付）

貝ノ瀬教授は、これからの学校事務職員の役割などを示した

　札幌市公立小中学校事務職員協議会（能代隆行会長）は二日、市内の道建設会館で第二回全体研修会を開いた。会員九十人が参加。学校事務職員の役割について講義を受けたほか、グループワークを行うなど資質・能力の向上を図った。

　同会は、学校事務職員の資質向上を図り、職務遂行への貢献を図ることが目的。東京家政大学の貝ノ瀨滋特任教授が「地域連携における学校事務職員の役割」と題して講演した。

　貝ノ瀨教授は、学校教育法三七条一四項の改正によって、事務職員の仕事が「従事する」から立案・調整などに「つかさどる」に変わったことを説明。少子高齢化などの問題から、学校の課題について「学校ですべてを解決できる時代ではない」と話し、地域との連携の重要性を示したほか、事務職員の活躍に期待を寄せた。

　また、学校の組織運営改革としてチーム学校や、学校運営協議会、地域学校協働本部などについても解説した。

　このあと、「札幌市の実情を踏まえて、学校事務職員が地域連携を実現するために」をテーマにグループワークを実施。地域連携を学校事務職員が主体となって進めるのに当たって、グループで問題点や解決法を考えたほか、全体で交流した。

(関係団体 2017-11-15付)