道高校教頭・副校長会が研究協議会 調和取れた学校運営を 講演や研究協議通し研鑚(関係団体 2017-11-22付)
300人を超える会員が参加し、講演、研究協議を通して資質の向上を図った
道高校教頭・副校長会(渡邉周一会長)は十七日、ホテルライフォート札幌で二十九年度第二回研究協議会を開いた。全道各地から三百人を超える会員が参加。講演、研究協議を通して教頭・副校長としての資質の向上を図った。あいさつに立った渡邉会長は「校長の学校経営方針のもと学校体制を整え、調和の取れた学校運営を進めることが求められている」と教頭・副校長の職責の重要さを訴えた。
冒頭、あいさつに立った渡邉会長は高校教育改革、高大接続改革など喫緊の教育改革の流れを説明。また、高校生世代が国際的に活躍する姿について「若者が活躍する姿はすがすがしく、学校や社会全体が明るくなる」とし「我々は生徒のため、生徒を指導している先生方のため学校体制を整え、調和の取れた運営を円滑に進めていくことが求められている」と教頭・副校長の職責の重要性をあらためて訴えた。
また、今回の協議の目的について「危機に強い、危機を招かない学校体制、チームとしての学校の実現が安定した教育活動を保証し、より質の高い教育を提供し、生徒の資質・能力を向上させることにつながる」と説明。「今回の研修の成果、地域の教育力向上に還元できるものをもち帰っていただきたい」と呼びかけた。
続いて、来賓各氏があいさつ。道教委の小形秀雄教育指導監は「新たな時代の学校づくりに向け、地域の声などを十分把握して、将来ビジョンをもち、地域とともにある学校づくりを推進する学校運営に努めてほしい」と要請。道高校長協会の川口淳会長は「課題にしっかりと向き合い、解決するノウハウを身に付けてほしい。横のつながり、ネットワークを大切にして」と期待を寄せた。全国高校教頭・副校長会の針馬利行事務局長は「各地域、学校で実践している内容を情報交換していくことを中心にしていきたい。教育の発展のために、何でも相談し合えるような会の運営をお願いする」と求めた。
開会式のあと、田北社会保険労務士事務所の田北百樹子所長が「チーム運営と管理方法」と題し講演。田北所長は「グループとチームは違う」と指摘。チームワークについて、チームのビジョン・目的・目標のもたせ方、様々なタイプの社員への対応の仕方などを事例をもとに解説。参加者は熱心に聞き入っていた。
このあと、札幌大谷大学社会学部の平岡祥孝教授がファシリテーターを務め、「学校運営における〝リスク・マネジメント〟」をテーマに研究協議を行った。
(関係団体 2017-11-22付)
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