音楽のよさを実感させ　全道音研オホーツク北見大会

（関係団体 2017-11-24付）

全道から約４５０人が参加し、研鑚を積んだ

　【網走発】道音楽教育連盟（横山学会長）と道高校音楽教育研究会（西田正史会長）は十日、北見芸術文化ホールなどを会場に第五十九回道音楽教育研究大会オホーツク北見大会を開いた。全道から約四百五十人が参加。大会主題「響きあい　感じあい　伝えあい　共に感動を」のもと、研究授業や研究協議などを行い、音楽教育の充実に向け研鑚を積んだ。

　研究大会は、大会主題のもと、副主題を「音楽教育におけるアクティブ・ラーニング」と設定。授業構築の視点に、①児童生徒の協働的活動の保障②振り返りにおける全体での交流と確認③音楽の構造や雰囲気を的確にとらえた上での根拠をもとにした言語活動④毎時間の授業で行う課題の設定⑤ＩＣＴの活用⑥共通事項の明確な位置付け―の六点を掲げ、日常の実践に生きる授業研究を積み重ねてきた。

　研究授業後に行われた開会式では、横山会長があいさつ。研究大会を通して「今求められている主体的・対話的で深い学びの推進に向けて貴重な意見をもらえれば」と呼びかけた。

　続いて、古川幸弘大会運営委員長があいさつに立ち、新学習指導要領で主体的・対話的で深い学びが求められていることを踏まえ「子どもたちの主体的な学びを大切にし、音楽のよさや楽しさを実感させ、人間形成を図ることを目指している」と強調。「研究大会で得られた様々な実践を生かしながら、今後も引き続き実践を進めていきたい」との考えを示した。

　オホーツク教育局の松本邦由局長と北見市教委の志賀亮司教育長が来賓祝辞。松本局長は「研究大会の成果が全道各地の音楽科の充実・発展に広く普及されることを期待する」、志賀教育長は「皆さんが培ってきた実践力と豊かな経験・知見を集結し、成果と課題の焦点化を図る音楽教育のさらなる発展につなげてほしい」と呼びかけた。

　このあと、渡島教育局の渡邉直樹教育支援課長が全体講評したほか、管内小・中・高校合唱部や吹奏楽部が記念演奏を行った。

(関係団体 2017-11-24付)