十勝管内教育研究サークル協議会 13サークル参加し合同研開く 実践もち寄り課題究明 (関係団体 2017-11-22付)
約200人が参加し、よりよい授業づくりを目指した
【帯広発】十勝管内教育研究サークル協議会(吉藤清孝会長)は十五日、中札内村立中札内小学校、中札内中学校を会場に第四十七回合同研究会を開いた。管内十三の教育研究サークルから約二百人が参加。よりよい授業づくりに向け、公開授業や研究協議を通して、今日的課題の究明に努めた。
合同研究会は、「相互信頼に基づき、誰もが、きたんなく真摯に、自らの授業実践を交流し合う」「教育実践の質的向上を目指し、授業内容や学習指導法を確かめ合う」など、五点を目的に開催。実践課題に「未来に生きる子どもの成長に責任をもつ教師として、学校における日々の教育実践をもち寄り、今日的課題を明らかにする」を据え、共通課題には「教育内容を実践的検証によって確かなものにしていく。そのために、各サークルは、未来に生きる子どもの人間形成に果たす役割を踏まえ、子どもを中心に据えた地道な多くの実践をもち寄り、〝計画―実践―点検・評価―改善〟のサイクルで再検討する」を掲げた。
公開授業後に行った開会式では、吉藤会長があいさつ。近年の教育状況にふれ「子どもたちが様々な変化に向き合い、他者と協働して課題を解決していくことや様々な情報を見極め、概念的な理解を実現し、情報を再構成するなどして新たな価値につなげていくことが、学校に求められている」と強調。研修会を通して、今日的な課題の究明を図るとともに、管内教育の一層の充実につながることに期待した。
続いて、十勝教育局の竹林亨局長と中札内村教委の上松丈夫教育長が来賓あいさつ。竹林局長は「グローバル化や人工知能の進化など、加速度的で予測困難な時代が現代の子どもたちを待ち受けている」と指摘。「研究会を通して、活発に意見を交流し、今後も十勝の子どもたちのために尽力してほしい」と期待を寄せた。上松教育長は、子どもたちにたくましく社会を生き抜く力を育む大切さを強調した上で、研究会で得た知識を各学校の教育課題の解決につなげるよう呼びかけた。
このあと、アトラクションとして中札内中吹奏楽部による演奏やサークル紹介などを行ったほか、各サークルごとに研究協議を実施し、指導法や教材教具、今日的課題などについて意見を交わした。
(関係団体 2017-11-22付)
その他の記事( 関係団体)
北肢研が第54回研究大会開く 公開授業や講演など実施 身に付けた力の検証を
【釧路発】道肢体不自由教育研究協議会(=北肢研、松井由紀夫会長)は二十一日から二日間、白糠養護学校で第五十四回肢体不自由教育研究大会白糠大会を開いた。約八十人が参加。研究主題「教育課程によ...(2017-11-27) 全て読む
道エネルギー環境教育研究大会 生きる力培う教育実践 札幌市稲穂中で授業、分科会など
道エネルギー環境教育研究委員会(榎並典昭委員長)は十七・十八日、札幌市立稲穂中学校などで、第七回道エネルギー環境教育研究大会札幌大会を開いた。約百五十人が参加。研究主題「“生きる力”を培う...(2017-11-27) 全て読む
人材確保など助成拡充を 30年度予算で札幌市に要望書―札私幼・P連
札幌市私立幼稚園連合会(=札私幼、前田元照会長)と札幌市私立幼稚園PTA連合会(=札私幼P連、小林邦章会長)は九日、札幌市に三十年度予算に対する要望書を提出した。札私幼では、喫緊の課題とし...(2017-11-24) 全て読む
音楽のよさを実感させ 全道音研オホーツク北見大会
【網走発】道音楽教育連盟(横山学会長)と道高校音楽教育研究会(西田正史会長)は十日、北見芸術文化ホールなどを会場に第五十九回道音楽教育研究大会オホーツク北見大会を開いた。全道から約四百五十...(2017-11-24) 全て読む
人間性と生きる力育む部活へ 日本中体連研究大会道大会
第三十四回日本中学校体育連盟研究大会道大会が十六日から二日間、札幌プリンスホテルで開かれた。研究主題は「豊かな人間性と生きる力を育む運動部活動の在り方を目指して」。約二百七十人が参加し、講...(2017-11-22) 全て読む
道高校教頭・副校長会が研究協議会 調和取れた学校運営を 講演や研究協議通し研鑚
道高校教頭・副校長会(渡邉周一会長)は十七日、ホテルライフォート札幌で二十九年度第二回研究協議会を開いた。全道各地から三百人を超える会員が参加。講演、研究協議を通して教頭・副校長としての資...(2017-11-22) 全て読む
授業改善の方策を探究 道社連が研究大会釧路大会開く
【釧路発】道社会科教育連盟(新保元康委員長)は十七日、釧路市立湖畔小学校などで第七十二回道社会科教育研究大会釧路大会を開いた。全道各地から約三百三十人が参加。公開授業や講演などを通して、社...(2017-11-22) 全て読む
道高教組・道教組が賃確交渉で声明 全教職員の賃金改善要請 部活動指導手当拡大など
道高教組(國田昌男中央執行委員長)と道教組(川村安浩執行委員長)は十七日、道教委との賃金確定交渉結果を受け、「四年連続の月例給・一時金の引き上げにとどまらず、すべての教職員の命と生活を守る...(2017-11-21) 全て読む
働き方改善アンケート―道高教組・道教組 7割が教員定数増要望 事務処理・調査業務の縮減を
道高教組(國田昌男中央執行委員長)と道教組(川村安浩執行委員長)は、「2017全道教職員働き方改善アンケート」結果をまとめた。学校の業務で「事務処理・調査報告」の削減を求める声が八割あった...(2017-11-21) 全て読む
南空知P連研究大会など開く 失敗に負けぬ強さ育てて 道教委・鶴羽委員が講演
【岩見沢発】第十九回南空知PTA連合会研究大会・月形町PTA連合会研究大会・ほっかいどう学力向上推進事業「子どもの学力・生活習慣改善研修会」が十一日、月形町多目的研修センターで開かれた。保...(2017-11-21) 全て読む