道高校水産クラブ連盟が研究発表大会　日ごろの学習成果競い合う　函館水産機関工学科に全国への切符

（関係団体 2017-11-30付）

約３０人の生徒が参加

　【小樽発】道高校水産クラブ連盟は十一月上旬、小樽水産高校で第三十八回研究発表大会を開いた。函館水産高校、厚岸翔洋高校、天売高校、小樽水産高校の四校十科から十チーム約三十人の生徒が参加し、それぞれが取り組んできた研究の成果を発表した。

　開会式では、昨年度優勝校の厚岸翔洋高が優勝旗を返還したあと、道高校長協会水産部会の木村司部会長（小樽水産高校長）のあいさつに続いて、後志教育局の原光宏局長、北水協会の原彰彦理事長が祝辞を述べた。

　研究発表では、一チーム十三分間で、実践活動の成果を発表した。

　トップバッターは、小樽水産高情報通信科の浜谷瑠衣君と菅原匡希君のチーム。二人は、同科で学んだ無線通信や電子回路、パソコン操作についての知識・技術を生かし、三百六十度あらゆる方向に移動可能なメカナムホイールを使用したロボットを製作したことを発表した。

　残り九チームが発表を行ったあと、審査に移り、函館水産高機関工学科が優秀賞を受賞。全国大会への出場権を獲得した。

　大会の結果は、つぎのとおり。

▽優秀賞＝函館水産機関工学科

▽優良賞＝厚岸翔洋海洋資源科、函館水産水産食品科

▽努力賞＝函館水産海洋技術科、小樽水産水産食品科

(関係団体 2017-11-30付)