全道高校ボランティア研究大会　釧路市で開催　４００人参加し情報交流　講演や討議、分科会など

（関係団体 2017-12-01付）

パネルディスカッションなどでボランティア活動の取組を交流

　【釧路発】道高校文化連盟（阿部正行会長）主催の第十四回全道高校ボランティア研究大会が十一月上旬の二日間、釧路市生涯学習センターまなぼっとなどで開かれた。全道から部活動や生徒会で奉仕活動に取り組む高校五十一校から約四百人が参加。ボランティア活動の取組について情報交流した。

　大会テーマは「ボランティアでつなげる新たな未来～であい、ふれあい、学びあい」。開会式や閉会式などの運営は当番校である釧路東高校ボランティア局の生徒が務めた。

　初日には、劇団「釧路こどもミュージカルキッズロケット」会長の金安潤子さんが「小さなことだけど」と題して講演。「ボランティアは、福祉分野などジャンルを区切らずいろいろな活動にチャレンジすることが大切」と呼びかけた。

　講演後、金安さん、市民団体「災害支援くしろネットワーク」の世話人を務める表共良さん、釧路東高、釧路明輝高校、岩見沢農業高校の代表生徒が参加してパネルディスカッション。各校の生徒は、金安さんの講演で学んだことや自校での取組を紹介。学校と地域が連携したボランティア活動の重要性を伝えた。

　二日目は、釧路東高ボランティア局が運営する「ピアサポート」や同校生徒会が主催する「避難所運営ゲーム（ＨＵＧ）」、視覚障がい体験や認知症予防、リサイクルなど十二の分科会を実施。参加した生徒たちは、今後の自校の活動に生かそうと熱心に取り組んだ。

　分科会終了後の全体会では、各分科会に参加した十二人の代表がステージに上がり、分科会の成果を発表し、全員で共有した。

(関係団体 2017-12-01付)