札幌市がオリンピアン等と協定　オリパラ教育推進へ連携

（市町村 2017-12-22付）

秋元市長と橋本代表が協定に調印した

　北海道オリンピアン・パラリンピアンズ（橋本聖子代表）と札幌市は十五日、「北海道オリンピアン・パラリンピアンズと札幌市の連携協定」に調印した。道内出身のオリンピアン・パラリンピアンと市の連携強化を目的に締結するもの。両者は今後、札幌らしいオリパラ教育やスポーツ振興を積極的に進めていく。

　札幌市では、市教委が昨年度から実施しているオリンピック・パラリンピック教育推進事業などを通じて、冬季五輪招致の機運醸成を高めることを目指している。

　このことから、両者による相互の連携と協力を基盤に、札幌ならではの教育やスポーツ振興を推進するため、協定を締結することとした。

　協定では、オリパラ教育やスポーツ振興事業への人的支援や、冬季五輪招致に向けた各種イベントや広報活動などについて協力することが定められている。

　札幌オリンピックミュージアムで行った調印式では、秋元克広市長と長岡豊彦教育長などのほか、同団体の橋本代表と永瀬充氏など道内出身のオリンピアン・パラリンピアンが出席。秋元市長と橋本代表が協定書に署名・調印した。

　秋元市長は、オリパラ教育を実施していることに言及し、選手の視点からオリパラの意義などを子どもたちに伝えるよう要請した。　橋本代表は、子どもたちに向けて「スポーツだけではなく一生懸命頑張ることの素晴らしさを伝えていくことができたら」と話した。

　調印式のあとは、札幌市立平岸小学校の五年生と出席者で記念撮影を行ったほか、橋本代表などが児童に対して授業を行った。

(市町村 2017-12-22付)