優秀な教職員の確保へ　学校教員採用協議会開く―道教委・札幌市教委

（市町村 2017-12-25付）

　道教委と札幌市教委は二十一日、札幌市教委で道・札幌市公立学校教員採用に関する協議会を開いた。三十年度公立学校教員採用選考検査における候補者登録状況の説明のほか、優秀な教職員の確保などに関して協議した。

　協議会は、優秀な教員採用に関する方策、採用選考方法、教員養成諸機関との連携・調整に必要な方策などについて協議するもの。公立小・中・高校、国公立・市立大学の関係者、ＰＴＡ関係者、道教委・札幌市教委職員などで構成している。

　この日の協議会には約二十人が出席。はじめに、札幌市教委の檜田英樹教職員担当部長があいさつ。「保護者、地域、社会からの期待・要請が多様化し、一人ひとりに求められる教員の資質・能力が高まっている」と指摘。教員の養成、採用、研修を通した体系的な取組の中で「子どもたちへの愛情、専門性、情熱、力量と総合的な人間力をもった人材の育成が求められている」と述べた。

　その上で「将来の北海道、札幌市を支える子どもたちのため、力量のある教職員の確保にしっかりと取り組み、学校現場、大学と一層連携を取りながら発展させていきたい」と述べた。

　続いて、豊島滋会長（安平町教委教育長、道町村教育委員会連合会会長）、桑原由美子副会長（札幌市ＰＴＡ協議会副会長）を選出した。

　議事に入り、道教委と札幌市教委の担当者が三十年度公立学校教員採用選考検査による候補者の登録状況を説明。障がい者の採用などについて意見を交わした。

(市町村 2017-12-25付)