釧路市教委　社会教育推進計画素案　健全な身体育む活動など

（市町村 2017-12-26付）

　【釧路発】釧路市教委は、「釧路市社会教育推進計画」素案をまとめた。「健全な心と身体を育む活動の推進と強化」など四つの基本方針を提示。全道・全国・国際大会等で活躍する選手を育てるため、幼少時から専門的指導を受けられる環境をつくるなど具体的方策を示した。

　計画期間は三十～三十四年度まで五ヵ年。基本理念「釧路の風土で育まれ　未来を拓く　心豊かな人づくり」のもと、①ともに認め合う地域社会の構築②主体的な学びの推進③自然との共生と文化芸術の振興④健全な心と身体を育む活動の推進と強化―の四つの基本方針を提示。基本方策として「人権教育の推進」など十四項目、具体的施策として三十六項目を掲げた。

　①では、互いを認め合う学習活動の推進に努めるなどノーマライゼーションの理念の実現のほか、親子で参加できる体験型学習など親の学習機会の拡充する。

　②では、魅力ある講座の展開、学びの成果を生かす場の提供、③では、多様な自然体験や学習機会の充実、文化財保護、アイヌ文化の保存・継承などを行う。

　④では、全道・全国・国際大会等で活躍する選手を育てるため、幼少時から計画的な専門的指導を受けられる環境を整えるほか、大会やスポーツ合宿の誘致などに努める。

　素案については三十年一月十七日までパブリックコメントを受け付けている。

(市町村 2017-12-26付)