改革推進へ創意工夫を　長岡教育長が年頭あいさつ―札幌市教委

（市町村 2018-01-09付）

長岡教育長は、子どもたちの生きる力の充実などに一層取り組むよう求めた

　札幌市教委の長岡豊彦教育長は四日、市教委で仕事始めに当たって職員に年頭のあいさつを述べた。子どもたちの生きる力の充実や家庭との連携充実に向けて一層取り組んでいくことを求めたほか「どうすれば効率性を損なわない中での工夫ができるかということを念頭に置いて取り組んでほしい」と呼びかけた。

　長岡教育長は二十九年を振り返り、子どもをめぐる様々な事件が起こったことにふれたほか、子どもたちの生きる力の充実に向けて「挫折してもなお挑戦して夢を実現する力を子どもたちに育みたい。このため、子どもたちが互いに考えや思いをぶつけ合い、ときに挫折し、ときに力を合わせて何かを実現する、そんな活動の充実を図っていきたい」と話した。

　また、家庭との連携については、市教委が作成した「さっぽろっ子“学び”のススメ」のさらなる活用に向けた取組を求めた。

　道徳の教科化や教職員の負担軽減、いじめ・不登校の問題など新たな課題が押し寄せてくる中で、思い切った改革の重要性を強調。「どうすれば効率性を損なわない中での工夫ができるかということを念頭に置いて取り組んでほしい」と呼びかけた。

(市町村 2018-01-09付)