道特別支援学校長会石狩支部がセミナー　空知・後志含め教諭８０人参加　ミドルリーダーの役割学ぶ

（関係団体 2018-01-17付）

セミナーであいさつに立った田近支部長

　道特別支援学校長会石狩支部（田近和憲支部長）は十二日、真駒内養護学校で教育課程セミナーを開いた。空知・後志・石狩地区の特別支援学校の教諭など約八十人が参加。講演やワークショップを通して、ミドルリーダーとしての資質向上を図った。

　セミナーは石狩支部が主催。空知支部と後志支部の協力を得て運営しているもので、ことしで四回目となる。今回は、学校組織を活性化するためのミドルリーダーの役割を学ぶとともに、マネジメントの考え方について演習を通じて研修を深めることが目的。

　始めに田近支部長があいさつ。「皆さんは各校において、学校運営の中核的な役割を担って活躍している。学校を活性化するためのミドルリーダーの役割などを学んで、教育実践を深めていただきたい」と呼びかけた。

　続いて、㈱ユニバーサルジョブス・インク代表取締役の宇治由美子さんが「学校における組織の活性化とミドルリーダーの役割」と題して講演。活性化した組織を「メンバーが組織の目標達成のために活発に意見やアイデアを出し合い、主体的に力を合わせて活動する状態」と定義した。組織活性化のためのミドルリーダーの役割として、①組織の課題や問題を明確にする②信頼できる安心・安全な関係を職場でつくる③メンバーのやる気を引き出す―の三点を挙げ、目指すべきミドルリーダーの姿を示した。

　このほか、組織マネジメントの手法や問題解決の視点について説明し、問題解決に向けたコミュニケーション手法の演習を行った。

(関係団体 2018-01-17付)