第３次食育推進計画素案　地域の〝食〟知る体験を　２月２２日までパブコメ受付―留萌市

（市町村 2018-01-29付）

　【留萌発】留萌市は、「第三次留萌市食育推進計画」素案をまとめた。計画期間は三十～三十四年度の五年間。ライフステージに応じた目標として、学齢期では、学校における指導時間や地元産品の給食献立頻度、食に関する体験事業数の増加、家庭内での欠食、ひとり朝食の減少などを設定。学校、家庭、地域などが連携した食育の推進を図る。

　留萌市では、食育を日常の生活の中で体系的に取り組み、生涯にわたって健康で豊かな生活を実現するため、二十年度に食育推進計画、二十五年度に第二次計画を策定。二十八年度には、郷土愛を醸成し、地産地消の機運を高めるべく「留萌市かずの子条例」を制定した。

　第三次計画素案は、第二次計画における関係機関との連携、ライフステージに応じた取組を発展させ、推進目標・方向性を共有した一体的な取組として食育の推進を図る。

　基本方針に、①「食育」についての理解と実践②地域の「食」を知る体験・伝承③地産地消で豊かな「食・暮らし」の実現④食と健康の推進―を据え、乳・幼児期、学齢期、青・壮年期、高齢期の各ライフステージに応じた十一の推進目標を設定。「知食」「共食」「健食」による豊かな暮らしの実現を目指す。

　学齢期では、学校における指導時間や地元産品の給食献立頻度、農水産物の加工体験・農漁業体験事業数などの増加を目標として設定。これらを実現する取組として、「食」に関する体験機会、情報発信の充実を図り、学校、家庭、地域が連携した望ましい食習慣の定着を目指す。

　また、第二次計画期間において、朝食の欠食や一人で朝食を食べる割合が増加したことから、家庭内での生活習慣の確立、子どもとの食事づくりなどの取組を推進し、現状改善を図ることとしている。

　市では、素案に対するパブリックコメントを二月二十二日まで受け付ける。

(市町村 2018-01-29付)