根室教育研究所　ねむろ教育フェスティバル２０１８　１０団体協力で実践講座　道教育大釧路校・早勢教授講演も

（関係団体 2018-01-31付）

実践講座を通して教師としての力量を高めた

　【根室発】根室教育研究所は二十日、中標津町立中標津東小学校で実践講座「ねむろ教育フェスティバル２０１８～学びの輪を広げよう」を開いた。管内の教育研究団体十団体が講座を開いたほか、道教育大学釧路校の早勢裕明教授が講演。参加者はプログラムを通して教師としての力量を高めた。

　同研究所のほか、管内国語教育研究会やキャリア教育進路指導研究会など十団体が事業に協力。管内小・中学校の教職員を中心に約百人が参加した。

　はじめに、横山裕充所長と来賓の山田康司中標津町教委教育長があいさつしたあと、研究所の所員が本年度の研究紀要を紹介。続いて、協力団体による実践講座を行った。

　管内国語教育研究会の講座では、別海町立中西別小学校の大月さゆり教頭と別海町立別海中央小学校の山田妃呂美主幹教諭が講義。「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた国語科の授業づくり」をテーマに、参加者は言葉による見方や考え方を働かせた学びの姿を事例とともに学んだ。

　管内算数・数学教育研究会の講座では、中標津町立計根別学園の加賀谷絋基教諭が「導入の工夫とＡＬ（アクティブ・ラーニング）を意図した展開例の考察」と題し、昨年十一月に計根別学園で行われた実践例を紹介した。

　このあと、道教育大釧路校の早勢教授が講演。参加者は算数および数学教育におけるアクティブ・ラーニングの在り方について認識を共有したほか、早勢教授が提案した算数の指導案について意見を交わした。

　このほか「ねむろ教育フリーマーケット」と銘打ち、各研究会の講座資料等を展示するブースも設置。参加者は今後の実践の参考にしようと、各展示に見入っていた。

(関係団体 2018-01-31付)