会員制で新たにスタート 北海道師範塾が組織改正(関係団体 2018-01-25付)
設立総会を開き、新しい規約や事業計画、役員を決めた
本道の教師の実践力育成に取り組む北海道師範塾は、組織の執行体制を見直し、新たなスタートを切った。これまでは、塾頭のもとに塾生が集う形式だったが、会員制へと改め、会員相互に学び合って、教育の担い手となる教師を養成する。吉田洋一塾頭(福祉団体役員)が会長に就任。夏・冬季の定期講座や教師養成講座などの活動を進めていく。
師範塾は二十二年に設立。元道教委教育長の吉田塾頭のもとに塾生が集まり、ともに学び合い、成長し続けるための各種講座などの活動を進めてきた。今回、会員制に改め、会員相互に学び合う組織として、新たにスタートを切った。
一月上旬に、ホテルライフォート札幌で新組織の設立総会を開き、新しい規約や事業計画、役員を決めた。
新しい規約では「教育実践の方法や生徒指導など教育にかかわる課題について学び合い、研究するとともに、これからの北海道の教育の担い手となる教師を養成し、北海道の教育の充実・発展に寄与する」ことを目的に掲げた。
あいさつに立った吉田会長は「師範塾は、新たな器をつくろうとしている。そこに参加する者も、自らを改革し新たな自分をつくり出していくような気概とエネルギーを発揮することが必要」と訴えた。
今後、ホームページを通して、新会員を募る。
事業計画、役員はつぎのとおり。
▼事業計画
▽定期講座=夏季定期講座(八月六~七日、藤女子大)、冬季定期講座(三十一年一月、ホテルライフォート札幌)
▽車座講座=年間三ヵ所程度(札幌以外の地域)、一日間
▽研究紀要『北の教師道第七号』の編さん・発行
▽第八期教師養成講座の開催
▽ニュースレターの発行=年二~三回
▽『実務必携第四版』の編さん・発行
▼役員 =敬称略=
▽会長=吉田洋一(福祉団体役員)
▽副会長=太田眞(札幌医科大非常勤講師)、鈴木重男(一般財団法人役員)、長野藤夫(紋別高等養護校長)、小山内仁(平取町立平取中校長)
▽運営委員=河村真一郎(札幌手稲高教諭)、松野浩毅(恵庭市立和光小教諭)、近田勝信(道教育大岩見沢校非常勤講師)、斉藤振一郎(札幌市立明園小教諭)、佐々木誉之(札幌あいの里高等支援校長)、藤根収(札幌養護校長)、中田貢(藤女子大教授)、堀川厚志(札幌伏見支援校長)
▽監事=矢橋佳之(札幌英藍高副校長)、寺本聡(北見市立美山小校長)
(関係団体 2018-01-25付)
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