渡島小中校長会が冬季研修セミナー　１００人参加し講義や講演など　専門職の使命感高める

（関係団体 2018-01-22付）

資質・能力向上に向け、研鑚を積んだ

　【函館発】渡島小中学校長会（竹嶋充会長）は九日、七飯町の大中山コモンで冬季教育研修セミナーを開いた。約百人が参加。講義や講演などを通して、管理職としての資質・能力の向上を図った。

　セミナーは、調和のとれた学校経営と研修の充実を図り、教育専門職としての使命感の高揚、資質・能力の向上に努め、学校教育の充実・発展を図ることが目的。

　開会式のあと、同会が教育情勢や学校運営に関する情報、それらの対策をまとめた『教育情勢・学校経営研究資料』七十七集の概要を各担当者が説明。いじめ問題や学力向上に関する文部科学省や道教委のデータ、分析結果、対応に向けた取組などを紹介した。

　続いて、渡島教育局の西村和彦義務教育指導監が「学校改善を進めるために」と題して講話。全国学力・学習状況調査の結果を活用した検証改善サイクルの確立や管内の現状と課題、授業改善の取組を解説。授業改善に向けた取組では、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善や教えること・考えさせることを関連付けた指導、言語活動の充実を呼びかけ、管内の学力向上に期待した。

　このあと、道警函館方面本部の小笠原和美本部長が「子どもを性被害から守る」を演題に、性被害の予防教育や被害者への支援方法について説明した。

(関係団体 2018-01-22付)