森町PTA連合会がポスター作成　ネットトラブル防ごう！　「もりルール」で町の意識高揚

（関係団体 2018-01-25付）

スマートフォンなど情報機器の使用に関するルールを示した啓発ポスター（クリックすると拡大表示されます）

　【函館発】森町PTA連合会（坂本徳博会長）は、小・中学生のネットトラブル防止に向けた取組として、啓発ポスターを作成した。ポスターは町内の小・中学校のほか、公民館や警察署、郵便局など四十二ヵ所に掲示。児童生徒のネットモラルや使用方法への注意喚起とともに、保護者の危機管理能力の向上を期待している。

　同連合会では、町の児童生徒のネットトラブルの未然防止と保護者の意識向上などに向け、三年前に啓発文章を作成し対応を呼びかけてきた。一方で、情報機器やインターネットの更なる普及によって、児童生徒の中には「SNS上での誹謗中傷の書き込み」「夜更かしによる体調不良」などの問題が増加傾向にある。

　そのため、今回の内容変更では、児童生徒の抱える問題に一層対応した内容に変更するため、昨年十月に町内の小・中学校の保護者を対象にアンケートを実施。子どもたちの抱える問題を洗い出した。

　アンケート結果によると、スマートフォンなどの情報機器を子どもに持たせているのは両校種合わせて八三％。毎日使用させている割合は六五％。家庭内でルールを設定していないのは三〇％という結果となった。これらのデータをもとに、昨年十二月に同連合会の理事会で協議した内容を「みんなで守ろうもりルール」としてポスターにまとめた。

　もりルールでは、「も」と「り」を頭文字にした二つのルールを設定。「も」は「もう悪口や個人情報の書き込みをさせません」、「り」は「利用時間は小学生は午後九時、中学生は午後十時までとします」と設定し、町全体での統一行動として示したほか、保護者の指導も重要であることを呼びかける内容とした。

　同連合会は、これらのルール徹底を通して、町全体での意識高揚に期待している。

(関係団体 2018-01-25付)