道子どもの生活習慣づくり実行委 生活充実へ話し合い深化 動画使ったモデル授業を公開―旭川市東光中で(関係団体 2018-01-31付)
中西社会教育主事による動画資料を使ったモデル授業を公開した
【旭川発】道子どもの生活習慣づくり実行委員会(佐藤彰会長)は二十五日、旭川市立東光中学校(赤坂文彦校長)で早寝早起き朝ごはん推進校事業「元気で賢く美しいあなたになるために」と題して、動画資料を使ったモデル授業を実施した。一年一組の生徒三十一人を対象に、道教委生涯学習推進局生涯学習課の中西めぐみ社会教育主事が授業者として授業を展開。実行委が作成した五分版の動画資料の活用やグループ活動などを行い、基本的な生活習慣の意識の高揚を図った。
実行委は、生活習慣の定着を図る効果的な手法について研究・検証を行い、その成果を全道へ発信することをねらいとして、本年度から「ネットの利用を含めた規則正しい生活習慣の重要性」をテーマに、様々な場面で活用できる初の動画資料として五分版と二十五分版を作成した。
今回の授業では、星槎道都大学経営学部の由水伸教授によるインタビュー内容をまとめた動画資料『中学生の適切な生活リズム』五分版を活用。由水教授が大学生の実態を例に挙げてオンラインゲームの危険性を説明しているほか、青年期に必要な睡眠時間、生活リズムチェックシートの活用などを紹介している。
◆道教委・中西社会教育主事が授業展開
この日は、道教委生涯学習課の中西社会教育主事のほか、藤森昌子主任など五人が来校。中西社会教育主事が一年一組の生徒三十一人を対象に、モデル授業を実施した。
本時は、学級活動の一環として「時間の使い方を自分でコントロールして、節度と調和のある充実した生活を実践するためには、どのような手立てがあるか、生徒自身が考える手立てとする」ことをねらって授業を展開した。
はじめに、生徒たちは実行委が作成したセルフチェックシートに記入して自身の生活習慣の見直しを図ったあと、五分版の資料動画を視聴。由水教授のインタビュー内容から、生活リズムを整えるためのキーワードになるものを聞き取って、メモを取った。
続いて、五グループに分かれグループワーク。生活習慣に関する二つの事例のどちらか一つを選択して話し合った。生徒は、事例の内容からよくないと思う部分をそれぞれ考えて付せんに書き出し、出てきた課題の中から一つ選び、その解決策について意見を出し合った。
最後に、中西社会教育主事は各グループに解決策を発表させたあと、「一日は二十四時間しかない。どのように時間を使っていくのか考えてほしい」と求めた。
赤坂校長は「生徒たちが積極的に取り組んでいる姿がとても印象的だった」と話し「授業で学んだことを、今後、広く発信してくれたら」と期待を寄せた。
(関係団体 2018-01-31付)
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