１年後未採用は１１人に　道内小中の２８年度条件付採用教職員

（関係団体 2018-02-06付）

　二十八年度に札幌市を含む道内公立小・中学校などにおいて、一年間の条件付期間を経て採用とならなかった人は、前年度より一人増の十一人だったことが明らかになった。採用者に対する割合は、札幌市を除く道内分が一・二七％、札幌市が〇・九〇％だった。

　文部科学省の二十八年度公立学校教職員の人事行政調査によるもの。教育公務員特例法では、教職員の条件付採用期間を一年間と定め、その間に職務の遂行に必要な実践的な研修も行うこととなっている。

　二十八年度の全国公立学校で条件付期間を経て採用とならなかった人は、前年度より三十四人増の三百五十人。採用者数に対する割合は、〇・一ポイント増の一・一三％だった。

　札幌市を含む道内の状況をみると、十一人が条件付期間を経て正式採用されず、十人が依頼退職した。採用者に対する割合をみると、札幌市を除く道内で前年度比〇・〇六ポイント増の一・二七％、札幌市では〇・六二ポイント減の〇・九〇％となっている。

(関係団体 2018-02-06付)