道開発技術センターフォーラム インフラ教育テーマに講演 教諭が重要性学ぶ手立てを(関係団体 2018-02-08付)
屯田小の新保校長が社会資本整備について教育でどう伝えるかについて講演した
道開発技術センターは一日、TKP札幌駅カンファレンスセンターで地域と教育を元気にするフォーラム2018「社会の基盤と学校教育」を開いた。関係者約百五十人が参加。札幌市立屯田小学校の新保元康校長が「小学校で社会資本整備をどう教えるか」と題して講演したほか、ポスターセッションなどを通して、教育で社会資本整備をどう伝えるか考えを深めた。
この取組は、社会資本整備を道民に知ってもらう一助として実施。社会資本整備に関する教材を教育関係者などに知ってもらい、子どもたちに伝えてもらうことを目的とした。
はじめに山口登美男理事長があいさつ。これまでの同センターの取組から「北海道を支える人づくりについて学校の先生との連携が不可欠」と話し、今回のフォーラムで学校教育とインフラ整備に携わる参加者が協働・連携するきっかけとなることを求めた。
続いて、開発局開発監理部の竹原勇一開発計画課長が「“ほっかいどう学”のさらなる展開に向けて」と題して話題提供。竹原課長は第八期北海道総合開発計画の概要のほか、北海道の強みを生かして世界の北海道づくりに取り組む人材を発掘・育成するほっかいどう学の目的を説明した。
◆札幌市屯田小の新保校長が講演
引き続き、新保校長が「小学校で社会資本整備をどう教えるか」と題して講演。国土の形状や地震、豪雨、豪雪など日本の脆弱性を説明したほか、社会資本整備によって人々が不自由なく生活していることがあまり認識されていないことにふれ、社会資本整備について「誰かが意図的に教えていかなければならない」と話した。
〝隠れたカリキュラム〟については「教諭が公共事業にあまりよくないイメージをもっていると子どもたちに対しても自然とそういった指導になる」と指摘。また、教諭が社会資本整備について学びたいと思っているものの、多忙な現状にあることにふれ「あの手この手で社会資本整備の意味を伝えていく必要がある」とし、Webや副読本などで社会資本整備を伝える方策を紹介した。
このあと、「札幌雪学習プロジェクト」「札幌らしい交通環境学習の取組」「学校教育における防災・河川教育への支援の取組」など、八つについてポスターセッションを行ったほか、京都大学大学院の藤井聡教授が「インフラ整備と教育」と題して講演した。
(関係団体 2018-02-08付)
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