外国語活動授業時数増の対応方針―士幌町教委 総合学習の時間など活用 全面実施に向け研修会開催(市町村 2018-02-01付)
【帯広発】士幌町教委は、新学習指導要領移行期間における外国語活動の授業時数増の対応方針を固めた。新年度は、余時数での対応や総合的な学習の時間の活用などで、各学年とも十五時間を追加。三十一年度以降の方向性については、外国語教育にかかわる検討会議で各学校と協議していく考え。
町教委では、昨年二回にわたって外国語先行実施にかかわる検討会議を開き、外国語活動・外国語科の各学校における状況の確認や先行実施に向けた準備を進めてきた。
新年度の対応策としては、三・四年生の外国語活動に十五時間を措置し、五・六年生の外国語活動には、現行の三十五時間に十五時間を加え、五十時間を確保する。
具体的な方策としては、学校ごとに教育課程の見直しを図り、余時数で対応するほか、総合的な学習の時間を活用し、授業時数を確保する。土曜授業の実施、長期休業中の削減は「検討しない」としている。
また、各学校は、本年度中に教育課程やカリキュラムを明確にし、新教材への円滑な接続に向けた取組を進める予定。
来年度以降は、教職員向けに三十二年度の全面実施に向けた研修会を年に数回行うほか、外国語指導助手(ALT)が月に二回、各学校に出向き、授業の充実を図っていく方針。このほか、引き続き検討会議で各学校と協議を深め、具体的な方向性を固めていく考え。
(市町村 2018-02-01付)
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