ALT1人増員を予定 外国語活動時数増に対応―士幌町教委が30年度
(市町村 2018-02-01付)

 士幌町教委は、新学習指導要領の移行期間の外国語活動時数増に伴い、来年度から外国語指導助手(ALT)を増員する方針を固めた。語学指導などを行うJETプログラムを活用し、新たに一人増員する予定。現在雇用している二人に加え、三人体制でさらなる外国語教育の充実を図っていく。

 町教委は現在、町雇用とJETプログラムを活用したALTの二人を配置。これまで、ALTを活用した町内の教職員向けの研修会を開き、ワークショップなどを通して、英語における綴りや発音、正しい読み方などについて、児童に学習させる方法等を紹介するなど、町内教職員の英語指導力の向上に努めてきた。

 新学習指導要領の移行期間の時数増に伴って、昨年十二月に再度、JETプログラムに任用を希望する旨を申請。申請が通れば新年度から一人増員となり、三人体制で外国語教育の充実を図ることとなる。

 新たに配置するALTについては、七月末の来日に合わせて夏季休業後の二学期から活動する予定となっている。

 ALTの運用方法については、町内の小学校七校を「東部」「西部」「士幌、中士幌」の三グループに分けて、学期ごとに巡回。五・六年生の外国語活動の授業のサポートを主に実施する。基本的に五・六年生の授業を中心とする考えだが、四年生以下に関しては、各学校の要望を踏まえて検討する方針だ。

 町教委では「ALTを増員することで新学習指導要領への移行を円滑に進めるとともに、各学校の英語授業の充実につなげたい」としている。

(市町村 2018-02-01付)

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