札幌市オリ・パラ教育検討会議　新年度早々にも指導資料配布　小学校教諭対象　副教材活用法など

（市町村 2018-02-05付）

　札幌市オリンピック・パラリンピック教育検討会議の作業部会は、小学校の教諭を対象としたオリパラ教育の指導参考資料を作成している。小学三年生に配布予定のオリパラ教育副教材の活用方法などを示したもの。副教材とともに、新年度の早い段階で全市立小学校に配布される見通しだ。

　同会議は、スポーツ局主催。市におけるオリパラ教育のさらなる推進や、札幌らしさを生かしたものにすることを目的に設置し、委員は市内の学校関係者や道内出身のオリンピアンなどで構成している。これまでに、①札幌オリンピックミュージアムを活用した学習②小学三年生用オリパラ教育副教材③中・高校教師用実践事例集―について検討を重ね、方向性をまとめた。

　現在、市教委や市内の小・中・高校の教諭などで構成する作業部会が、②③を作成。②について、会議で出された案の内容をみると、オリパラそのものに関する学びのほか、体育や社会など教科横断的に使用できるようにする。

　また、②を活用する手引きとなるよう、小学校教諭用の指導参考資料も作成している。

　指導参考資料は、オリパラ教育をさらに効果的に行うことを目的に作成。②のページを縮小した画像を使用し、指導の際の重要なポイントや留意点などを掲載する予定だ。

　新年度の早い段階で、全市立小学校に②と併せて配布することを目指している。

(市町村 2018-02-05付)