２８団体増の４２０団体参加　キャンペーン強調月間の取組状況―北海道心の教育推進会議

（道・道教委 2018-02-01付）

　道、道教委、道警で構成する北海道心の教育推進会議（会長・柴田達夫教育長）は、二十九年十一月に実施した「北海道心の教育推進キャンペーン強調月間」の取組状況をまとめた。学校、道教委、市町村教委など、前年度より二十八団体多い四百二十団体が参加。シンボルマークやキャッチフレーズの利用のほか、外部講師を招いた人権教室、いじめ防止に向けた集会など七百十三の取組が行われた。きょう一日から二十八日まで、札幌市内のかでる２・７でパネル展を開き、各地の取組を写真で紹介する。

　会議は、道、道教委、道警の三者が連携し、本道における心の教育の推進を図るために十年五月に設置。子どもたちの生命を愛する心、他者への思いやり、社会性、倫理観、正義感、美しいものや自然に感動する心など、北海道における豊かな人間性を育む心の教育を推進している。

　毎年十一月を北海道心の教育推進キャンペーン強調月間と定め、シンボルマークとキャッチフレーズ「ハートに、じーん。探してごらん、やさしい気持ち。」を活用したキャンペーンを展開。子どもたちの豊かな人間性を育むため、各種広報誌などを通して学校・家庭・企業・団体などに対し普及、啓発活動を行い、学校では人権擁護委員など外部講師を招いた人権教室、いじめ防止に向けた集会、全校道徳、命の大切さを考える学習などを実施している。

　集計結果によると、本年度強調月間の取組を進めた団体は、前年度より二十八団体多い四百二十団体。内訳は、道立学校二百三十五校、市町村立学校百二十六校、道教委・教育局二十九団体、市町村・市町村教委二十五団体などとなっている。管内別では空知が五十七団体と最も多く、石狩、オホーツクと続いた。

　取組の総数は六十八件増の七百十三件。日常業務で使用する印刷物等へのロゴマークの記載が百八十八件、ホームページの活用が百二十六件、事業案内や当日要項へのロゴマークの記載が百二十五件など。

　きょう一日から二十八日まで、札幌市内のかでる２・７でパネル展を実施。各地の取組を写真で紹介し、心の教育の重要性を広く普及啓発する。

(道・道教委 2018-02-01付)