道内公立校の学校閉庁日―道教委まとめ 全体の1割が取組実施 実施校の95%「円滑に」(道・道教委 2018-02-05付)
札幌市を除く道内の小・中学校、高校、特別支援学校のうち、学校閉庁日を実施している学校は全体の一〇・二%であることが道教委の調査で明らかになった。学校種別では、中学校が一四・六%、小学校が一〇・五%など。取組を行った学校の九五・八%が「円滑な実施ができた」と回答した。実施に当たっては、児童生徒に事故などがあった場合の連絡・報告体制の構築の必要性などが挙げられた。
「二十九年度教育職員の時間外勤務等の縮減に向けた重点取組項目等の取組状況調査」によるもの。昨年十月一日現在の数字で、調査対象は、すべての道立学校、札幌市を除くすべての市町村立小・中学校・義務教育学校・高校合わせて一千六百四十七校。義務教育学校は中学校に計上した。
調査結果をみると、学校閉庁日の取組を行った学校は百六十八校で全体の一〇・二%。学校種別では、中学校が七十二校で一四・六%、小学校が八十九校で一〇・五%、高校が六校で二・五%、特別支援学校が一校で一・五%となっている。
また、取組を行った学校百六十八校のうち、九五・八%に当たる百六十一校が「円滑に実施できた」と回答した。
学校からの意見として「市町村単位ではなく、道全体の取組として推進してほしい」「閉庁日の実施日数の目標を明示してほしい」などの声が挙がったほか、実施に当たって「児童生徒に事故などがあった場合の連絡・報告がスムーズにできる体制の構築が必要」「一般的に理解されていないと思うので、制度の周知が必要」などの指摘があった。
一方、長期休業中における研修会や教員免許更新の講習、部活動の練習場所の確保、寄宿舎設置校では関係機関や保護者への対応の必要性などから、教職員全員が同時に休暇を取得することの困難さを訴える声もあった。
(道・道教委 2018-02-05付)
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