道が交通安全運動推進会議開く　関係機関の連携強化確認　３０年の運動方針を提示

（道・道教委 2018-02-13付）

道、道教委、道警、交通安全関係機関・団体から約８０人が出席

　道は八日、道庁赤れんが庁舎で交通安全運動推進会議を開いた。三十年の交通安全運動の推進方針を示し、高齢者事故防止、飲酒運転根絶、シートベルトの全席着用、自転車安全利用など、交通安全運動の重点を設定。関係機関・団体の相互の連携強化を確認した。

　三十年交通安全運動の推進方策などについて周知を図り、関係機関・団体の取組や交通安全対策の課題などについて情報を共有し、相互の連携強化を図るもの。道、道教委、道警、交通安全関係機関・団体から約八十人が出席した。

　開会に当たって、道環境生活部の小玉俊宏部長があいさつ。昨年の道内の交通事故による死者数が昭和二十二年以来最少となった一方、依然として飲酒運転があとを絶たず、シートベルト未着用の死者が多いことを指摘。関係機関一丸となって、交通安全に向けた取組を引き続き進めていく必要性を強調し「地域、職場、学校、家庭における交通安全の取組を広く呼びかけていきたい」と述べた。

　議事に入り、各機関の関係者が昨年の交通事故の発生状況、高齢者の交通事故防止、自転車条例素案などについて説明した。

　三十年の交通安全運動の推進方針では、昨年に続き、年間スローガンを「ストップ・ザ・交通事故～めざせ　安全で安心な北海道」と設定。高齢者事故防止、飲酒運転根絶、シートベルトの全席着用、自転車安全利用などを交通安全運動の重点に運動を展開するとした。

　また、春・秋の全国交通安全運動、夏・冬の道独自の交通安全運動を引き続き実施し、四月六～十五日の春の全国交通安全運動の期間においては、新入学を迎える子どもや自転車利用者の事故防止を図る活動などを推進することを確認した。

　このほか、千歳市の交通安全運動などの事例発表、日本自動車連盟道支部による交通安全推進運動の取組の報告を行った。

(道・道教委 2018-02-13付)