道中が第６回理事研修会開く　働き方改革へ意識高める　新年度の運営方針など審議

（関係団体 2018-02-20付）

本年度の活動状況を総括し、新年度の方向性などを確認した

　道中学校長会（古谷雅幸会長）は十六日、ホテルライフォート札幌で二十九年度第六回理事研修会を開いた。あいさつで古谷会長は、道教委が策定に向けて準備を進めている学校における働き方改革「北海道アクション・プラン」に関し、新年度の学校経営案に示すとともに、教員の意識改革を進める必要性を挙げた。議事では、本年度の活動状況や新年度の運営方針などを審議。新年度の役員改選では、高橋寿輔事務局長を再任した。

　はじめに、古谷会長があいさつ。「新しい北海道総合教育大綱」「新しい北海道教育推進計画」など各種教育計画の策定、中学校での新学習指導要領の移行措置の開始などを踏まえ「いよいよ本格的に、学びに向かう力、人間性を涵養しつつ、主体的・対話的で深い学びを通した授業改善をもとに、社会に開かれた教育課程実現のためのカリキュラム・マネジメントに取り組まなければならない」と強調。

　また、道教委が作成に向けて準備を進めている学校における働き方改革「北海道アクション・プラン」に関しては、学校改善の大きな指標として新年度の経営案に示すとともに、教員の意識改革を進めていく必要性を挙げ「働き方改革がもたらすメリットも示しながら、リーダーシップを発揮することも必要になる」と述べた。

　議事に入り、各部の活動など本年度の活動状況を総括したあと、新年度の運営方針などを審議。第六十回研究大会十勝・帯広大会の開催、時間外勤務縮減に向けた諸問題・諸課題への適切な対応などの方向性を確認した。

◆高橋事務局長を再任

　新年度の役員改選では、高橋事務局長を再任。高橋事務局長は、四月に新会長が決まることにふれた上で「札幌市を含めて北海道の各地区が結び付きを深め、北海道の教育がより充実するよう取り組んでいきたい」と抱負を述べた。

(関係団体 2018-02-20付)