スポーツパック事業を創設 日教弘道支部が運営委員会開く(関係団体 2018-02-21付)
30年度活動方針案などを審議し、原案どおり決定した
公益財団法人日本教育公務員弘済会北海道支部(鈴木富士雄支部長)は十四日、ホテルライフォート札幌で二十九年度第二回運営委員会を開いた。二十九年度の活動報告などを行ったほか、「最終受益者は子どもたち」の志のもと、①教育振興事業・福祉事業の充実とその推進②事務局組織体制の強化と業務効率化の推進および情報管理の強化③関係団体・関係機関等との連携強化と組織の拡大―を三つの柱とする三十年度活動方針などを決定した。新規事業では「スポーツパック事業」と「満六十歳健康祝い」の新設を挙げ、子どもたちの体力向上や会員の健康増進を図る事業を展開していく。
冒頭、あいさつに立った鈴木支部長は「三十年度は公益財団法人として七年目を迎える年で充実期を迎える。新たな事業を加えて一層発展させていきたい」と抱負を語った。さらに、弘済会の認知度向上について「幹事会や運営委員会などを通じて、北海道支部が行う教育振興事業の理念や教育界で果たしている役割について、これまで以上に詳しく説明して理解してもらうように努めていく」との考えを示した。
続いて、ジブラルタ生命保険㈱北海道営業本部長の茂筑裕司氏が祝辞に立ち、支部活動の充実と連携の強化に期待を寄せた。
議事に移り、二十九年度上半期事業および会計・監査報告、二十九年度補正予算案を承認。三十年度活動方針案・事業計画案・予算案を審議し、いずれも原案どおり決定した。
活動方針には、「最終受益者は子どもたち」という志を掲げ、教育振興事業の質的充実を図ることを使命とし、この使命と志を堅持していく。そのために同支部が展開している三大事業の「教育振興事業(奨学事業・教育研究助成事業・教育文化事業)」および「福祉事業」「共済事業」の拡大・充実が最重要課題とし、①教育振興事業・福祉事業の充実とその推進②事務局組織体制の強化と業務効率化の推進③関係団体・関係機関等との連携強化と組織の拡大―の三点を活動の柱に据えた。
具体的には、新規教育文化事業として、児童生徒のスポーツの振興や体力向上を目的としたスポーツパック事業(試行)を創設。道内の国公私立の幼・小・中・高・特別支援・高専などの各学校・園(認定こども園、中等教育学校、義務教育学校を含む)を対象に、申請に基づき対象校を決定し、支部が指定したスポーツ用品のセット(一セット五万円相当、三十年度は四十校を予定、セット内容はホームページ参照)を贈呈する。
また、道内の学校などにスポーツアスリートを派遣し、児童生徒に運動の楽しさと成長機会の提供を通して健康増進・体力向上を図る一助とする「アスリート先生179」を公募制とし、昨年度に引き続き実施(試行二次)。福祉事業では、新規に満六十歳健康祝いを実施。教弘会員として六十歳の誕生日を迎えたことを祝い、健康づくりなどに寄与する支援の機会として八千円を贈る。
そのほか、昨年度に引き続き学校図書助成、ブックパック事業などを行い読書教育に積極的に取り組もうとしている学校を支援していく。
最後に、道支部が実施している学校図書にかかわる助成事業の二十九年度までの最終実績の説明があり、学校図書助成事業、読書教育推進事業、ブックパック事業の三事業合わせて六百七十八校、約五万六千六百冊、約九千九百万円と一億円に迫る助成を行ってきたことを報告した。
(関係団体 2018-02-21付)
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