１定札幌市議会予算特別委（１４日）

（市町村 2018-03-20付）

　十四日の札幌市議会第一回定例会第一部予算特別委員会で、教育に関する質疑が行われた。

◆教育アクションプラン　市民の声取り入れ骨子案を策定へ

　札幌市教育振興基本計画について質疑が行われた。

　市教委では、市立幼・小・中・高・中等教育・特別支援学校の学校教育および幼児から高齢者までの生涯学習を対象とした施策を総合的に示す札幌市教育振興基本計画を二十六年度に施行。二十六年度から三十五年度の十年間を見据え、基本理念を示す「札幌市教育ビジョン」と、五年間で取り組む教育施策を示す「札幌市教育アクションプラン（前期）」で構成している。

　山根直樹生涯学習部長は、三十年度に前期アクションプランの計画期間が終了することから、三十一年度から三十五年度を計画期間とする後期アクションプランを盛り込んだ計画の改定に向け「計画改定の骨子案をまとめるため、前期の取組状況や変化を踏まえて取り組むべき施策を検討中。パブリックコメントやキッズコメントなど市民の声を幅広く取り入れながら、後期のアクションプランを策定する」と方針を示した。

　しのだ江里子委員（民進党市民連合）の質問に答えた。

◆小学校の英語教育　新年度も研修進め効果的指導を検証

　小学校の英語教育について質疑が行われた。

　三十二年度の新学習指導要領全面実施では、小学校三・四年生に外国語活動、五・六年生で外国語科が導入される。

　引地秀美学校教育部長は教員の英語指導力向上に向け、研修の実施や、市教育研究推進事業で小学校英語部会の設立などに取り組んだことを説明。新年度についても「効果的な指導方法などに関する研修を進めていきたい」と述べた。

　中山真一委員（維新の党）の質問に答えた。

◆新年度のＡＬＴ　３・４年生での活用も可能に

　小学校における外国語指導助手の活用について質疑が行われた。

　引地秀美学校教育部長は、これまで小学五・六年生で月一回程度外国語指導助手との授業が行われるように取り組んだことを説明。加えて「三十年度は三・四年生においても外国人指導助手の活用を可能とした。今後も、児童が英語を使って体験的に学ぶことができるよう外国語指導助手の有効活用を図っていきたい」と述べた。

　中山真一委員（維新の党）の質問に答えた。

(市町村 2018-03-20付)