管内教育実践表彰状を授与―桧山局 3校1個人1団体に栄誉 児童生徒3人が特別賞
(道・道教委 2018-03-26付)

 【江差発】桧山教育局は、二十九年度管内教育実践表彰の受賞者を公表した。学校教育部門で三校一個人、社会教育部門で一団体のほか、特別賞として児童生徒三人を選出した。表彰式は、二月下旬から三月上旬にかけて各学校などで執り行い、河野秀平局長が受賞者に表彰状を授与した。

 受賞者の功績はつぎのとおり。=敬称略=

【学校教育・団体】

▼乙部町立乙部小学校(村上勉校長、児童数一二三人)

 二十七年度から三年間、道道徳教育推進校事業推進校として、学校・家庭・地域が一体となった創意工夫を生かした道徳教育の実践研究を進め、児童の学習意欲の向上や、子どもの自己肯定感や他者を理解しようする態度の向上など、着実に成果を上げてきた。また、公開研究会などを通じて、管内の道徳教育の改善・充実に貢献した。

▼せたな町立北桧山小学校(田澤利行校長、児童数一九二人)

 「学校力向上に関する総合実践事業」の特別連携校として、学習規律や指導方法の統一を図るとともに、ICT機器を活用した「分かりやすく、楽しく学べる授業」の実践など、確かな学力の育成に成果を上げてきた。また、キャリア教育にも積極的に取り組み、意欲をもって学び続ける児童の育成を図ってきた。

▼奥尻町立奥尻中学校(松島甲校長、生徒数五三人)

 連携型中高一貫教育の取組として、中高の合同授業の実施やICTを活用した授業改善などによって、生徒の学力の向上に成果を上げてきた。また、中学校における遠隔授業導入促進事業の指定校として、遠隔システムを活用した交流学習や連携校の教員の専門性を生かした遠隔授業を実施し、ICTを活用した遠隔授業の改善・充実に貢献した。

【学校教育・個人】

▼鈴木尚子(江差町立南が丘小教諭)

 学校力向上に関する総合実践事業の実践指定校である勤務校において、日常の授業改善やほかの教員の指導力向上にかかわって中心的な役割を担ってきた。また、校内での若手教員の人材育成にもリーダー的な役割を果たすとともに、公開研究会などを通し、学校力向上に関する総合実践事業の成果などを発信し、管内教育の充実に貢献した。

【社会教育・団体】

▼奥尻町女性団体連絡協議会(鴈原登志子会長、会員五三人)

 青苗婦人会、奥尻婦人会、球浦婦人会の三団体で構成されており、毎年多くの学校の行事や、授業の支援などを積極的に行うとともに、社会教育事業の町民スキー大会では参加者へ豚汁を提供するなど、町における教育活動の推進に大きく寄与している。また、高校生の修学旅行において生徒と一緒に郷土料理の調理を行うことを通して交流を深めるとともに、郷土料理の伝承にも努めている。

【特別賞】

▼近藤彩乃(乙部町立明和小三年)

 「道民家庭の日」絵画コンクール2017小学生の部」において北海道知事賞(最優秀賞)を受賞した。また、「第二十三回どうしん私とぼくの小学生新聞グランプリ」においてアイデア賞を受賞した。

▼佐藤志保里(江差町立江差中一年)

 第二十四回道中学校新人陸上競技大会一年女子百㍍決勝で第一位、第四十八回ジュニアオリンピック陸上競技大会(全国大会)中一女子百㍍決勝で第二位、さらに女子四×百㍍リレー北海道選抜として、決勝第三位と、全国でもトップクラスの成績を収めた。 

▼梅澤瑞輝(今金高等養護二年)

 第五十五回道障がい者スポーツ大会(苫小牧)の陸上競技において、男子百㍍、男子走幅跳で優勝、男子四×百㍍リレーで第二位の成績を収めた。また、第十七回全国障がい者スポーツ大会(愛顔つなぐえひめ大会)の陸上競技において男子走幅跳第二位、男子百㍍第三位となるなど、優秀な成績を収めた。

(道・道教委 2018-03-26付)

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