８割超が敷地内禁煙実施　市町村立学校の受動喫煙防止対策―道教委まとめ

（道・道教委 2018-03-28付）

受動喫煙防止対策取組状況（クリックすると拡大表示されます）

　道教委は、二十九年五月一日現在における札幌市を除く道内市町村教委、市町村立学校の受動喫煙防止対策の取組状況をまとめた。学校敷地内での全面禁煙措置を講じている市町村教委は全体の六割弱。学校判断に委ねている市町村教委は二割だった。市町村立の幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高校全体では、八割以上の学校が敷地内禁煙を実施。学校種別でみると、高校の実施率が最も高かった。

　市町村教委の取組状況をみると、学校敷地内の全面禁煙措置を講じているのは百五市町村教委で、全体の五八・九九％。建物内での禁煙が三十六市町村教委で二〇・二二％、分煙措置が一市町村教委で〇・五七％、学校判断に委ねている市町村教委は三十六市町村教委で二〇・二二％となっている。

　市町村立の幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高校全体の取組状況をみると、敷地内での禁煙を実施している学校は一千百五十二校で八一・六四％。建物内での禁煙が二百四十四校で一七・三〇％、分煙が十五校で一・〇六％、防止対策をしていない学校はなかった。

　敷地内で禁煙を実施している学校種別の割合は、幼稚園が九一・四九％、小学校が八一・〇九％、中学校が八〇・八六％、義務教育学校が一〇〇％、高校が九五・八三％となっている。

　なお、道立学校については、全校で敷地内全面禁煙となっている。

(道・道教委 2018-03-28付)