道教委が教員研修計画策定　実施時期弾力化など重点　キャリアステージに応じ展開

（道・道教委 2018-04-17付）

　道教委は、三十年度道教員研修計画を策定した。教員育成指標で示した資質・能力の向上、求める教員像の実現を図るため「キャリアステージに応じた学びや成長を支える教員研修の実施」など五つの基本方針を設定。研修推進の重点として、中堅教諭等資質向上研修の実施時期の弾力化、組織や時間管理など、管理職のマネジメントに関する研修内容の重点化などを定めた。

　教育公務員特例法の一部改正に基づき、道教委は昨年十二月、教員がその職責、経験、適性などに応じて身に付けるべき資質・能力を示す教員育成指標を作成した。

　指標を踏まえ、本道の教員一人ひとりがキャリアステージに応じた資質・能力の育成・向上を図ることができるよう、体系的・効果的に教員研修を実施するために計画を策定した。

　基本方針として「キャリアステージに応じた学びや成長を支える教員研修の充実」「本道の教育課題などに対応する専門性や実践的指導力を高める教員研修の充実」など五つを設定。各方針のもと、具体的な推進方策を定めている。

　また、本年度教員研修推進の重点を整理。中堅教諭等資質向上研修の実施時期の弾力化、管理職の研修における組織や時間管理、健康安全管理をはじめとしたマネジメントなどを挙げている。

　このほか、基本研修、教育課題研修、専門研修、自主研修の内容一覧を記載。各学校種における研修体系を一覧として示している。

(道・道教委 2018-04-17付)