道教委が高校紹介パンフレット作成　タイプ別の特色など紹介　Ｗｅｂページで公開中

（道・道教委 2018-04-19付）

設置状況や在校生メッセージなどを掲載

　道教委は、総合学科や全日制普通科単位制など多様なタイプの高校を紹介するパンフレット『北海道の新しい高校づくり２０１８』（Ａ４版、六ページ）を作成した。総合学科、全日制普通科単位制、全日制専門学科単位制、普通科フィールド制、中高一貫教育、地域連携特例校の各タイプの特色、各管内における設置・導入状況、在校生からのメッセージなどを紹介。道教委Ｗｅｂページで公開している。

　全道十六校で設置する総合学科については、生徒の興味・関心、進路希望などに応じて科目を選択できるなどの特色を挙げている。

　全日制普通科単位制、専門学科単位制は三十校で導入。普通教科や商業科などのそれぞれの学科に関する教科を中心に、多様な選択科目が開設され、生徒は自分で学習する科目を選ぶことができるほか、少人数指導や習熟度別指導、チーム・ティーチングなどのきめ細かな学習指導がより多く行われていることを記載している。

　七校が導入している普通科フィールド制の紹介では、生徒の興味・関心や進路希望などに対応できるよう、様々な選択科目を学習分野にまとめた科目群を複数設定。数学や理科の発展的な内容を扱った科目や、情報や福祉などの専門教科を学べるフィールドなどを挙げている。

　中高一貫教育は、中等教育学校が二校、連携型が八地域で導入。六年間の計画的・継続的な教育活動を行うことで、生徒の個性を伸ばして早期に優れた才能を発見することが一層可能になること、高校入試の影響を受けずにゆとりある安定した学校生活が送れることなどの特徴を示している。

　本年度から新たに、従来の地域キャンパス校に代わる地域連携特例校を紹介。地域連携協力校との連携による出張授業や遠隔授業、ほかの特例校との遠隔授業の相互配信、合同の学校行事や生徒会交流の実施など、本道独自の制度を説明している。

(道・道教委 2018-04-19付)