道教委と道高P連が懇談会 直面する教育課題を共有 働き方改革や子の貧困対策など(道・道教委 2018-05-01付)
道教委各課担当者が所管事項を説明した
道教委と道高校PTA連合会(新井田寛会長)との懇談会が四月二十六日、札幌市内の第二道通ビルで開かれた。道教委各課担当者が高校教育に関する所管事項を説明し、教職員の働き方改革や子どもの貧困対策に関する教育支援などについて道教委の施策を伝え、課題を共有した。
懇談会は、各課の担当者による説明を通して、道教委の施策や高校教育が直面する課題への理解を深め、今後の活動に生かしていくことを目的に開催している。
この日、はじめに教職員課担当者が学校における働き方改革「北海道アクション・プラン」について説明。教職員の長時間勤務の改善を図るために策定した北海道アクション・プランでは、コミュニティ・スクールの導入促進や、部活動休養日および学校閉庁日の設定などを盛り込んでいることを説明し、理解と協力を求めた。
また、部活動の指導体制の充実と教員の負担軽減の観点から、道立学校に部活動指導員を配置するほか、部活動の効果的・効率的な活動に取り組む市町村教委に対し、部活動指導員の配置を支援していくことなどを話した。
このあと、教育政策課担当者が「子どもの貧困対策」に関する取組について説明。スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーを活用した取組、子ども未来塾などの学校・家庭・地域が連携した取組などを実施しているほか、多くの補助金・給付金制度を展開していると解説。
引き続き、高校教育課、教育環境支援課、特別支援教育課、健康体育課、学校教育局参事、生涯学習課の担当者がそれぞれ所管する事業内容などを説明し、理解と協力を求めた。
道高P連からは「部活動休養日を設定しても、現実的にきちんと運用されていくのか」などの声が挙がったほか、道教育推進計画の各施策項目における指標について「基準値と目標値がかい離しすぎているのでは」などの指摘があった。
(道・道教委 2018-05-01付)
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