特別支援学校で初のCS導入―道教委 夕張高等養護と新得高等支援に 校種超えた教育活動充実へ(道・道教委 2018-05-18付)
道教委は十六日、夕張高等養護学校(外山正一校長)と新得高等支援学校(倉科辰男校長)に学校運営協議会を新たに設置することを決めた。道内の特別支援学校に設置するのは初めて。夕張高等養護学校では、地域と密着した教育活動や校種を超えた教育活動のさらなる充実を図る。新得高等支援学校においては、地域との連携協働を高め、より一層地域と一体となった教育活動を推進する。
十六日に開いた教育委員会議で決定した。
道教委は、学校運営協議会を希望する二校の申請理由や学校・地域の状況などを審査した結果、地域と学校が連携・協働し、地域全体で子どもたちの成長を支える教育活動を通して、学校運営の改善、生徒の自立や社会参加に向けた取組の充実に期待できると考え、今回、夕張高等養護と新得高等支援の二校での設置を認めた。
夕張高等養護では、地域における高齢者施設や夕張高校の生徒との交流など、地域と密着した教育活動を展開している。
また、市内の小・中学校には、すでに学校運営協議会が設置されているほか、ことし四月には、夕張高にも設置しており、高等養護学校に学校運営協議会を設置することによって校種を超えた教育活動の一層の充実を図る。
新得高等支援では、生徒が製作した椅子などを記念品として町内小学校の新入生に贈呈する「さくらプロジェクト」を進めているほか、地域の企業や施設での作業学習に取り組むなど、地域からの支援を得ながら地域資源を生かした学習活動に取り組んでいる。
学校運営協議会を設置することで地域との連携協働が深まり、より一層地域と一体となった教育活動を推進できると考えている。
道内において、特別支援学校に設置するのは今回が初めて。
道教委では、特別支援学校にコミュニティ・スクールを導入することで、地域住民に加え、医療や保健・福祉分野などの関係機関や地域の企業との連携などによる教育活動の充実のほか、取組を充実することで地域における障がいのある子どもたちの理解の促進に期待を寄せている。
(道・道教委 2018-05-18付)
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