道教委が高校配置計画検討協議会―釧路学区 34~37年度 3~4学級調整 地元に通える高校が必要(道・道教委 2018-05-17付)
釧路学区の高校の在り方について意見を交わした
【釧路発】道教委は十一日、釧路センチュリーキャッスルホテルで本年度第一回公立高校配置計画地域別検討協議会(釧路会場)を開いた。教育関係者や経済団体関係者約八十人が出席。「保護者負担軽減のためにも地元に通える高校が必要」「地域を支える高校生への期待」などの意見が出された。
釧路学区では三十二年度に釧路工業高、釧路北陽高でそれぞれ一学級の減、三十三年度は中卒者が六十七人減少することから一~二学級の調整、三十四~三十七年度も百五十一人減少することから三~四学級の調整が必要であることが示されている。
協議会の全体会では冒頭、釧路教育局の鈴木淳局長があいさつ。全道的に中卒者が減少し、高校の小規模化が進む中、高校の再編が課題となっていることにふれ、「特色ある高校づくりや適切な高校配置について、教育水準の維持と活力ある教育活動を展開する観点で“これからの高校づくりに関する指針”に基づき進めたい」と述べた。
このあと、道教委高校教育課の平田嘉宏企画・支援担当課長、福士兼太郎主査が高校配置の基本的な考え方や釧路学区の進学者の状況などを説明。釧路学区の中卒者が石狩学区などに九十三人が流出し、根室学区などから百五十五人が流入していることが示された。
一学年一学級の高校のうち、地理的状況などから再編が困難であり、地元からの進学率が高い学校は地域連携特例校化の検討が必要となることも示した。
意見交換では本年度の入学者選抜の結果、四十人以上の欠員が生じて三学級から二学級になった標茶高校、二学級から一学級になった弟子屈高校について、「このままでは中学生が地元の学校に進学できず、保護者の不安が大きい」「総合学科の力を発揮するためにも回復してほしい」などの意見が出された。
このほか、「まちの事業を手伝ってくれる高校はまちの宝であり、経済界にとっても必要」など、地域とともにある高校の大切さについての意見が相次いだ。
(道・道教委 2018-05-17付)
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