高・特校長会議で道教委所管事項説明 相馬学校教育局高校配置担当局長 14管内でCS推進協議会 6月上旬に高校配置計画案(道・道教委 2018-05-15付)
CSについて、地域の実情を踏まえながら順次導入を進めていく方針を示した
高校教育課所管のうち、配置・制度担当課長および企画・支援担当課長の所掌事項について説明する。
▼これからの高校づくりに関する指針
本指針は、近年のグローバル化や情報化の進展などの社会の急速な変化や生徒の興味・関心、進路希望などの多様化、中学校卒業者数の減少など、高校を取り巻く環境の変化に対応し、未来を担う人材を育む教育機能の維持向上を図るため、これからの高校づくりに当たっての基本的な考え方と具体的な施策を示すものであり、道教育推進計画を踏まえて策定したものである。
また、本指針は、三十三年度以降の配置計画から適用することとするが、地域連携特例校の取扱いなど、実施可能な施策については、三十年度から実施することとしている。
▼高校配置計画
本年度は、すでに決定済みの三十一年度、三十二年度の配置計画に、三十三年度の計画を加えた三年間の計画を策定するものであり、例年同様、六月上旬に計画案を示したい。
三十三年度の中卒者数は、全道で一千五百人以上の減少が見込まれており、都市部のある石狩学区をはじめ、胆振西学区、胆振東学区、渡島学区、上川南学区や十勝学区において、それぞれ百人を超える減少が見込まれている。
こうした内容は、四月中旬から開催している地域別検討協議会において説明し、地域からの意見を伺いながら高校配置計画の策定に向けて検討している。
▼道立学校間連携
本事業は、教員が相互に連携する学校に出向いて授業を行うことによって教育課程の維持充実を図り、教育活動の一層の推進に資することを目的としている。
なお、前年度、要綱を改正し、特別支援学校も含めた道立学校間の連携が可能となっている。
本制度は、年度の途中からでも実施可能となっているので、積極的に活用していただきたい。
▼通学費等補助制度
道立高校の募集停止に伴う通学費や下宿費にかかる経済的負担を軽減する制度であり、前年度は、全道で五十四人を対象に補助を行った。
該当校については申請漏れがないように、事務手続きなどの適切な対応をお願いする。
▼コミュニティ・スクール
四月一日現在、道立高校におけるコミュニティ・スクールの導入状況は、三月の教育委員会において、新たに四校の学校運営協議会の設置を決定し、全部で七校となった。
今後は、地域の実情を踏まえながら、希望調査を行うなどして、準備の整った学校から、順次導入を進めていく。
また、コミュニティ・スクールの導入促進や取組の充実を図るため、本年度、十四管内でコミュニティ・スクール推進協議会や道内四ブロックでコーディネーター等協議会の開催を予定している。
さらには、十月十二日に三笠市で、全国コミュニティ・スクール研究大会を開催することとしており、関係高校からの積極的な参加についてお願いしたい。
▼就学支援金と奨学のための給付金
ことし一月、給付金の受給資格があるにもかかわらず申請していない生徒が、全国の私立高校で約二万人いる旨の報道があった。
道立高校においても、就学支援金の手続の際に、給付金の対象者を確認するなど、申請漏れがないようお願いする。
なお、マイナンバーを利用した就学支援金システムを来年度から導入する予定である。
運用テストなどを行う際には、協力をお願いする。
今後とも、教育水準の維持・充実を図るという共通認識に立ち、国における教育改革の動向や地域の実情などを踏まえながら、生徒の多様な学習ニーズに対応した活力と魅力のある高校づくりに取り組んでいくので、理解と協力をお願いする。
(道・道教委 2018-05-15付)
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