仮称・幼児教育振興基本方針―道・道教委　組織としての取組充実　素案たたき台もとに検討

（道・道教委 2018-05-14付）

　道と道教委は、仮称・道幼児教育振興基本方針素案のたたき台をまとめ、検討を開始した。計画期間は三十一年度から三十四年度までの四年間。道内すべての幼児教育施設・家庭・地域における質の高い教育を提供するために「目指す方向性」として、①幼児教育施設等における組織としての取組の充実②保育者の資質能力の向上③家庭や地域における教育・保育の充実―を打ち出した。これら三点を柱に、幼児教育振興を支える体制づくりを進めていく。たたき台では「特別な教育的支援を必要とする幼児の教育」「幼保小連携の推進」などの施策項目も示した。早ければ六月に素案を取りまとめ、年内の策定を予定している。

九日に開かれた第一回道幼児教育研究協議会で示した。

道・道教委は、オール北海道で幼児教育の振興を図るため、幼児期を対象とした基本方針の策定作業を進めている。

基本方針素案たたき台をみると、計画期間は、道教育推進計画の期間に合わせ、三十一～三十四年度の四年間に設定。

　道内すべての幼児教育施設・家庭・地域における質の高い教育を提供するために「目指す方向性」として、①幼児教育施設等における組織としての取組の充実②保育者の資質能力の向上③家庭や地域における教育・保育の充実―を打ち出した。

　これら三つの方向性を柱に、幼児教育の振興を支える体制づくりを進めていくこととした。

　また、目指す方向性をオール北海道で共有し、施策を着実に推進するための目標指標を設定した。

　さらに、それぞれの方向性に応じた施策項目を提示。

　①については「質の高い幼児教育の提供」「特別な教育的支援を必要とする幼児の教育」「幼保小連携の推進」「幼児理解に基づいた評価の実施」「学校評価等とＰＤＣＡサイクル」「乳児保育・三歳未満児の保育」、②については「研修の充実」「助言体制の充実」「人材の養成」「人材の確保」、③については「家庭の教育力の向上」「子育て支援の充実」を挙げた。

　また、幼児教育振興のため、研修、助言、情報提供などの体制を整備する。

　早ければ六月に素案をまとめ、議会議論などを踏まえ、年内の策定を目指す。

(道・道教委 2018-05-14付)