道教委が高校配置計画検討協議会 南2~3、北0~1調整 34~37年度学級数見通し 空知管内2会場で(道・道教委 2018-05-10付)
南学区の協議会には約50人が参加した
【岩見沢発】道教委は四月下旬、空知管内二会場で第一回公立高校配置計画地域別検討協議会を開いた。南学区は空知合同庁舎、北学区は深川市経済センターを会場に開催。三十四~三十七年度の四年間で、南学区では二~三学級、北学区ではゼロ~一学級の調整が必要との見通しを示した。
両会場では全体会に先立ち、PTA分科会を開催。担当者が中学校卒業者数の減少など高校教育を取り巻く現状を説明。再編によるメリットや課題のほか、生徒の学習ニーズに対応する多様なタイプの高校について解説した。
全体会では、空知教育局の竹林亨局長があいさつ。急速な中卒者数の減少による道内高校の小規模化が進む中、「再編は避けて通れない課題」とした上で、高校の教育水準を維持し、活力ある教育活動を展開するために理解と協力を求めた。
続いて、道教委高校教育課の高橋宏明主幹が「これからの高校づくりに関する指針」の概要を説明。また、櫻井良之配置・制度担当課長が高校配置計画の基本的な考え方について解説した。
空知南学区においては、中卒者が三十三年度に九人の減少が見込まれることからゼロ~一学級調整、三十四~三十七年度には八十一人の減が見込まれ、四年間で二~三学級の調整が必要との見通しを示した。
空知北学区では、三十三年度に七十四人、四年間で三十九人の減少が見込まれるため、それぞれ一~二学級、ゼロ~一学級の調整が必要であるとした。
このあとの協議では参加者から「地域連携特例校という名称は特別に認めている感じがするので変えてほしい」「小規模校でも存続するためにはどうしたらよいのかを考えてもらえれば」などの意見が寄せられた。
(道・道教委 2018-05-10付)
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