道公立学校事務長会が総会等開く　９月に第３７回研究協議会　役員改選　阿部会長（札幌工業）を再任

（関係団体 2018-05-24付）

事業計画には道公立学校事務長研究協議会の開催などを盛り込んだ

　道公立学校事務長会は二十一日から二日間、ホテルライフォート札幌で第四十三回総会・研究協議会を開いた。総会では、九月に札幌市内で第三十七回道公立学校事務長研究協議会を開催することなどを盛り込んだ本年度事業計画を決定。役員改選では、阿部雅之会長を再任した。

　開会に当たり、阿部会長があいさつ。本年度の課題として、①人材育成②会計事務の適正執行③事務改善の推進―の三点を提示。その上で、事務長会として「関係諸団体と連携し、学校現場の現状や思いをしっかりと伝え、意見交換をしていくことが重要」とし、今後も課題解決に向け、尽力していく考えを示した。

　続いて、道教委の土井寿彦総務政策局長、道高校長協会の川口淳会長、道特別支援学校長会の佐藤靖典副会長が来賓あいさつした。

　議事に移り、三十年度事業計画を審議し、九月十～十一日にホテルライフォート札幌で第三十七回道公立学校事務長研究協議会を開催することなどを決定。研究テーマ「教育改革と事務長の役割」のもと、研究協議や研究発表などを行う。

　また、事務改善による学校事務の効率化・省力化の推進および課題の改善策についての調査研究を継続して行い、事務処理情報をデータベース化することで異動時の引き継ぎを円滑にする。

　さらに、事務長の資質向上および昇任候補者、初任者等の効果的な人材育成などにかかる調査研究を実施。引き続き「事務長の資質向上に関するアンケート」を行い、若手事務長が抱えている問題解決のための研究を進める。

　このほか、調査研究推進委員と本部調査研究部との連携強化および調査研究活動の活性化を図るため、調査研究推進委員研究協議会（十一月九日、ホテルライフォート札幌）の開催を盛り込んだ。　

　役員改選では、会長に札幌工業高の阿部事務長を再任した。

　このあと研究協議を行い、全国公立学校事務長会の中村仁副会長が活動状況を報告した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝阿部雅一（札幌工業高）

▽副会長＝佐藤哲也（札幌東商業高）、中野肇（真駒内養護・新）、坂井秀昭（札幌養護）

▽事務局長＝山寺勝宏（江別高）

▽監査＝平木太朗（星置養護）、鎌田幸男（札幌市立豊成養護）　

(関係団体 2018-05-24付)