札幌市ＰＴＡ協議会が定期総会　創立７０年記念誌発行へ　役員改選―土田会長を再任

（関係団体 2018-05-24付）

７０周年記念事業などを盛り込んだ事業計画を決定

　札幌市ＰＴＡ協議会は二十一日、ロイトン札幌で三十年度定期総会を開いた。創立七十周年記念事業として記念誌を発行することや、三十一年度に開く第六十六回日本ＰＴＡ北海道ブロック研究大会札幌大会の実行委員会設立などを盛り込んだ本年度の事業計画を決定。役員改選では、土田修会長を再任した。

冒頭、土田会長があいさつ。本年度、創立七十周年を迎えることにふれ「七十年間、本協議会は子どもたちの健全育成を願い、活動してきた」と述べた。

　近年、社会の急激な変化によって、子どもたちに様々な問題が生じていることを指摘。問題解決に向けて「ＰＴＡは、地域、学校、家庭と一丸となって取り組んでいかなければならない」と強調し、活動への協力を呼びかけた。

　続いて、来賓を代表して、札幌市教委の山根直樹生涯学習部長、札幌市中学校長会の橋本敏昭事務局長があいさつ。このうち、山根部長は、昨年制作した『さっぽろっ子“学び”のススメ』のリーフレットを本年度も全家庭に配布したことを報告。

　リーフレットによって、子どもにとって必要な生活習慣に関する意識付けが家庭でなされていることを紹介し「家庭、学校、教育委員会が連携して家庭教育の充実にさらに取り組んでいきたい」と述べた。

　議事では、二十九年度の会務・一般会計決算報告などを行ったほか、三十年度運営方針および事業計画について審議。運営方針には「ＰＴＡの原点である“子どものため”を“自分の子どものため”“学校の子どものため”“社会の子どものため”として、社会の未来を担う子どもたちの幸せを願い、安心・安全で豊かな学校生活を送れるように、学校・地域との連携・協働を目指す」など四点を提示した。

　活動の重点については「七十年間のＰＴＡ活動を振り返り、その成果を評価し、課題を探り、社会教育団体の一翼を担う組織として、より良い社会教育環境の充実のため、ほかの教育諸団体との相互理解・連携をさらに深めていく」など七点を示した。

　事業計画については、三十一年度の第六十六回日本ＰＴＡ北海道ブロック研究大会札幌大会に向けて実行委員会を立ち上げること、七十周年記念事業として創立六十一～七十年の歩みなどをまとめた記念誌の発行などを盛り込んだ。

　役員改選では、土田会長を再任した。

　本年度役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝土田修（東区Ｐ連、北栄中）

▽副会長＝桑原由美子（東区Ｐ連、元町小）、荒山睦子（北区Ｐ連、太平中）、松山ひとみ（西区Ｐ連、発寒東小・新）大江紋（厚別区Ｐ連、厚別中・新）、津田安彦（小学校長会、山鼻南小・新）、小路徹（中学校長会、中島中・新）、増子義仁（幼稚園・こども園長会、きくすいもとまち幼・新）

(関係団体 2018-05-24付)