星槎道都大 高校対象出張授業プログラム 6分野・60講座開講(学校 2018-06-05付)
星槎道都大学(山本一彦学長)は、高校を対象とした本年度の出張授業プログラムを決めた。進路指導系、美術・デザイン系など六分野六十講座を開講。講師派遣の費用は同大が負担する。問い合わせは、同大学務部学務課(電話〇一一―372―三一一一、FAX372―二五八〇、Eメールgakumu_qa@dohto.ac.jp)まで。
講座の概要はつぎのとおり(①対象生徒②定員③担当教員④内容)。
▼進路指導系講座
▽福祉に関する職業講話「福祉って何?」=①すべて(教員・保護者含む)②制限なし③社会福祉学科・吉江幸子専任講師④価値観カードを用いた自己理解や福祉の職業紹介、資格の種類・取得方法などを解説する
▽美術・デザイン系学科で学ぶ=①美術系進路希望者②40人③デザイン学科・上坂恒章教授④美術・デザイン系の大学では何をどのように学ぶのか、必要な適性は何かなどについて学ぶ
▽建築を学ぶ先に広がる進路=①すべて②40人③建築学科・安藤淳一教授④建築とは何か、建築学科ではどのようなことを学ぶのかを解説する
▽経営を学ぶ先にある職業とは=①すべて②40人③経営学科・信濃吉彦教授④ビジネスマンやビジネスウーマンは何をする人たちなのか解説する
▽人を「支援する」とは、どんなことだろう?=①すべて②40人③社会福祉学科・飯浜浩幸教授④支援や援助とは何かを理解する
▽あなたが目指すのはケアワーカー?それともソーシャルワーカー?=①すべて②40人③社会福祉学科・飯浜浩幸教授④福祉=介護のイメージを解き、福祉の領域・仕事の多様性を理解する
▽ソーシャルワーカーの仕事~目的・視点=①すべて②40人③社会福祉学科・小早川俊哉教授④ソーシャルワーカーの目的や視点を学ぶことで、様々な職業につながることを理解する
▽心理学とは何だろう…。進路選択のために!=①すべて②40人③社会福祉学科・瀧本誓教授④実験や調査、体験とともに様々な心理学の領域を知る
▽「進学」にも「就職」にも役立つ小論文の書き方=①全学年②40人③入試広報課・津田昭彦進路アドバイザー④採用試験やコンペの担当者の視点から、実践的な文章の書き方の基礎基本をつかむ
▽5W1Hを意識した志望事由書の書き方=①全学年②40人③入試広報課・津田昭彦進路アドバイザー④「就職」「公務員試験」の受験を考慮し、「5W1H」を文章の中に効果的に盛り込み、採用試験担当者の視点から、相手に伝わる文章を書くことを学ぶ
▽共生社会における「キャリア形成」を考える=①1・2年生②40人③入試広報課・津田昭彦進路アドバイザー④高校のキャリア教育をベースに、自分の進路を考えていく礎となる情報と知識を学び、進路設計を考えるきっかけとする
▽大学進学を考えよう!~進路先の選び方、相談会やOC活用法、大学の学び=①すべて②40人③入試広報課・谷口昌弘進路アドバイザー④高校卒業後の進路として、就職、専門学校・短大、大学の中から初任給、離職率、企業が求める人材の違いについて大学進学の優位性を理解する
▼社会福祉系講座
▽ソーシャルワーカーのミッション=①すべて②なし③社会福祉学科・上原正希教授④ソーシャルワーカーが求められている個人を支えることと、個人を支える地域をつくることの意味と役割を話す
▽ソーシャルワーカーのスキル~面接を体験しよう=①すべて②40人③社会福祉学科・上原正希教授④ソーシャルワーカーの面接技術について説明し、ロールプレイを実施して実際に面接技術を体験する
▽しあわせ実現とそれを支えるプロのこだわりとは?=①すべて②40人③社会福祉学科・飯浜浩幸教授④社会福祉が考える幸せと、それを支える社会福祉専門職の価値観とは何かを考える
▽Is that good?~理想と現実の狭間=①すべて②30人③社会福祉学科・小早川俊哉教授④福祉サービス事例に関するゲームを交えながら、ソーシャルワークを理解する
▽生活するってどういうこと?=①すべて②20人③社会福祉学科・桜井美帆子准教授④毎日の暮らしを振り返りながら、生活の構成要素や個別性について、グループワークで考える
▽体験型授業「障害・高齢者」編=①すべて(教員・保護者含む)②40人③社会福祉学科・吉江幸子専任教授④手話体験、身体的支援などを通して、障がい・高齢者とのコミュニケーションについて学ぶ
▽こころの健康を支える精神保健福祉士の仕事=①すべて②20人③社会福祉学科・大島康雄専任講師④メンタルヘルスを理解し、精神保健福祉士について学ぶ
▽受容「価値観と多様性」=①すべて②20人③社会福祉学科・大島康雄専任講師④価値観の多様性と、他人の価値観を受容する難しさを学ぶ
▽保育ソーシャルワーカーってどんな人?=①すべて②40人③社会福祉学科・飯浜浩幸教授④保育士には、保育所に通う子どもの保護者だけではなく、地域の子育て家庭の支援が求められていることから、保育ソーシャルワーカーの重要性について理解を深める
▽「保育・福祉のしごと」ガイダンス=①すべて(教員・保護者含む)②制限なし③社会福祉学科・吉江幸子専任講師④介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士・保育士・幼稚園教諭など福祉分野の資格とその仕事内容、やりがいなどを説明する
▽「保育園・幼稚園って何が違うの?」職業別ガイダンス=①すべて(教員・保護者含む)②制限なし③社会福祉学科・吉江幸子専任講師④保育士・幼稚園教諭・子育て支援員などの資格の説明や仕事の内容、やりがいなどを分かりやすく説明する
▽体験型授業「こども」編=①すべて(教員・保護者含む)②40人③社会福祉学科・吉江幸子専任講師④手あそびや折り紙などのあそび体験を通して、保育士の仕事を学ぶ
▽心理学とは何だろう…。さまざまな心理学!=①すべて②40人③社会福祉学科・瀧本誓教授④心理学の多様性を示しながら、心理学とは何かを考え、本当の心理学を体験する
▽ひとのココロがわかるの?心理学の学び(認定心理士)=①すべて(教員・保護者含む)②40人③社会福祉学科・吉江幸子専任講師④簡単な心理テストを体験しながら、どのような場面で心理学が活用されるのかを学ぶ
▼美術・デザイン系講座
▽美術部員への絵画制作指導=①高校美術部員②20人③デザイン学科・安田祐造教授④美術専門の教員が在籍していない高校で、放課後などに1回につき2~4時間程度、必要に応じて3、4回出張指導を行う
▽美術部員への絵画制作指導=①高校美術部員②20人③デザイン学科・西田陽二教授④美術専門の教員が在籍していない高校で、放課後などに1回につき2~4時間程度、必要に応じて3、4回出張指導を行う
▽デッサン(人物・顔・石膏・静物等)=①美術に関心のある生徒②25人③デザイン学科・西田陽二教授④道具の使い方や描く手順などを解説し、絵画、アニメなどすべてに通じる基礎を学ぶ(金曜日以外で対応)
▽描くことだけが美術じゃない!誰でも直ぐにチャレンジできる表現技法=①美術・モノづくりに関心のある生徒②40人③デザイン学科・北嶋洋一専任講師④描写とは一線を画した様々な表現方法を用いたカードサイズの作品制作を行う
▽キャラクターデザイン~イメージをビジュアル化する=①すべて②40人③デザイン学科・三上いずみ特任講師④キャラクターの性格、容姿、年齢、趣味、取り巻く環境などの設定を具体的に考え、キャラクターをビジュアル化する
▽スマホ、携帯、デジカメ、タブレット 身近な機材でできるコマ撮り映像制作=①映像制作・アニメーションに関心のある生徒②40人③デザイン学科・北嶋洋一専任講師④スマホや携帯電話、デジカメなど身近な機材を用いてコマ撮り映像制作を行い、鑑賞、講評する
▽マンガ技法「効果線」~ペン一本で表現してみよう=①すべて②40人③デザイン学科・三上いずみ特任講師④スピード線、集中線、もやなどの描き方を解説し指導する
▽ネームの練習~文章をマンガに=①すべて②40人③デザイン学科・三上いずみ特任講師④ストーリーをマンガに描き起こす方法を学び、完成後は鑑賞する
▽ステンシル技法でミニミニ手ぬぐい制作=①すべて②40人③デザイン学科・三上いずみ特任講師④デザインを考え型紙をつくり、顔料で着色してハンカチサイズの手ぬぐいを制作する
▼建築系講座
▽折り紙建築で作る世界遺産=①すべて②40人③建築学科・安藤淳一教授④建築模型「折り紙建築」で、世界遺産に登録されている有名な建築を1枚の紙で制作する。完成後、モチーフとなった世界遺産の建築魅力や背景などについて解説する
▽挑戦!団地をリフォーム、すまいをリフォーム=①すべて②40人③建築学科・安藤淳一教授④古くなった建築の有効活用の方法などについて解説したあと、集合住宅の一室をモチーフに、住まいのリフォームに挑戦する
▽地域防災入門~建設業は地域を守る、地球を守る=①すべて②40人③建築学科・安藤淳一教授④災害の防衛対策に貢献する建築・建設業で実際に試みられている対策を紹介するほか、日常生活における防災の取組を考える
▽まちのデザインを「みる」ということ=①すべて②40人③建築学科・伊藤裕康教授④身の回りに見られる景観アイテムのデザインを事例に話し合い、意見を発表してデザインを読み取る考え方について学ぶ
▽自然環境が導く建築デザイン=①工業高校建築科生徒②40人③建築学科・佐々木哲之教授④厳しい自然の中で快適な空間を求め、環境に対して負荷の小さい建物をつくるには、地域の気候や生態系を考慮した計画が重要。そうして環境意識の高い個性豊かなデザインが生まれる。その先進事例をスライドで紹介する
▽CAD・CGで広がる建築の世界(その1基礎編60分)=①工業高校建築科生徒②30人程度③建築学科・佐藤善太郎教授④建築の表現は、従来の手書きからCADやCGによるコンピューター表現に転換している。建築学科の学生作品を通して建築におけるコンピュータやCADを使う意義を考える
▽CAD・CGで広がる建築の世界(その2実践編60分)=①工業高校建築科生徒②30人程度③建築学科・佐藤善太郎教授④その1基礎編を受け、3次元CADによる短時間でできる簡単な表現例を解説する
▼経済・経営系講座
▽経営学ってどんなことを勉強するの?=①すべて(特にビジネス系の専攻で悩んでいる生徒)②40人③経営学科・信濃吉彦教授④経済学との違いや進学先の選択方法などを解説する
▽経済学からみた「大学ってどんなところ?」~有名な経営者が毎日おなじ〇〇をする理由=①すべて②40人③経営学科・河野善文教授④大学とはどういうところなのかについて経済学の視点から考える。また、経営者のある行動をテーマとした模擬授業を通じて、大学の授業の一端を紹介する
▽社会人としての責任と自立を考える~納税者の租税意識を題材に=①すべて②40人③経営学科・青山浩之准教授④源泉徴収制度を題材に、納税者として、有権者として社会とのかかわりについて考える
▼教養系講座
▽海外留学のススメ~異国で学ぶ意義―①すべて②40人③デザイン学科・宮嶋達也准教授④講師の留学体験を交えながら、海外留学のメリットやリスクを考える
▽ネット検索:偽情報に気をつけよう=①すべて②要相談③経営学科・由水伸教授④ネット上にある情報は正しいものばかりではなく、真偽を見分ける目の重要性を学ぶ
▽北国のすまい~北海道のすまいに隠されたさまざまな工夫=①すべて②40~80人③建築学科・安藤淳一教授④積雪寒冷地という気象条件の中、四季の変化と恵みを生活空間に取り入れてきた先達の恩恵をどのように受け継ぎ発展させてきたか、また、これからの住まいに求められるものは何かを、北国の設計を通して解説する
▽健康科学=①全学年②40人③デザイン学科・小山尋明准教授④健康、体力、発育・発達、栄養と生活、運動と身体、RICE対処法や心肺蘇生法などの救急処置全般について講義する
▽「なぜ」という疑問を大切に1~法的な視点から新聞記事を読んでみる=①すべて②40人③経営学科・青山浩之准教授④新聞記事を題材に法的問題の認識の育成と、物事を多角的にとらえる力を養成する
▽「なぜ」という疑問を大切に2~新聞記事を題材に論理的な文章を書いてみる=①すべて②40人③経営学科・青山浩之准教授④新聞記事を題材に自分の考えをまとめ、自分の意図を分かりやすい文章で伝える練習をする
▽仕事・お金・時間=①すべて②40人③建築学科・櫻井政経教授④実際の社会をロビンソンクルーソーの話を交え、自分では買うことのできない時間をいかに大切に使うか考える
▽生涯スポーツ指導演習(武道・柔道)=①全学年②40人③デザイン学科・小山尋明准教授④わが国固有の文化である武道・柔道の基本的な礼法や精神である自他共栄・精力善用、また、知識・技術などについて理解を深める
▽照明環境の省エネルギーについて~LED照明と技術革新の紹介=①全学年②40人③建築学科・吉本亮二准教授④蛍光灯からLED照明への変遷や最新技術や技術革新を紹介する
▽意外に簡単!建築に必要な数学とは?=①普通科生徒②40人③建築学科・横山哲也准教授④建築に必要な基礎数学を具体的な例題を通して説明し、理解を深める
▽夢をかなえ、目標を達成するための考え方Ⅰ=①すべて②40~80人または学年全員③経営学科・遠藤均准教授④具体例をもとに、夢や目標をもつことで生き方・人生がどう変わるかや夢をもつためにはどうすればいいかなどを考える
▽夢をかなえ目標を達成するための考え方Ⅱ=①すべて②40~80人または学年全員③経営学科・遠藤均准教授④具体例をもとに、結果かプロセスか、夢や目標をかなえるための条件と秘策などを考える
▽夢をかなえ、目標を達成するための考え方Ⅲ=①すべて②40~80人または学年全員③経営学科・遠藤均准教授④具体例をもとに、夢や目標を達成するプロセスを通し、精神的に成長することや生きがい・幸福について考える
▽才能を開花させよう!=①2・3年生②40人③経営学科・藤永克昭教授④個人の性格がそれぞれの夢や才能の開花に必要とされている。歴史上の偉人たちを紹介しながら、才能を開花させる方法を学ぶ
▽心理学とは何だろう…。こころの探究法!=①すべて②40人③社会福祉学科・瀧本誓教授④実験や調査を体験しながら、こころの探究法を理解すると同時に、本当の心理学とは何かを考える
(学校 2018-06-05付)
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